心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ネプチューンな理想

海王星魚座入りしたのが4月5日。

そして今日、人々の様々な思いを引き連れつつ、ちょうど4か月を経て、再び水瓶座に戻った。

みなさんはこの4カ月、どのような海王星魚座体験をしただろうか?

海王星といえば、まさに魚座の支配星だが、支配星というのは、言わばそのサインの管理者。そのサインの欲求を受け取りつつ、支配星はそれを動力エネルギーに変え、具体的な動きの方向性を作っていくのだ。

海王星の象徴を考えた時、学習が進んだ方々なら、さまざまなイメージを思い浮かべることができるかもしれない。

311の震災以降の日本の政治の混乱、放射能による目に見えない恐怖、東電や食肉業者、その他の企業による情報ねつ造や偽造、それにともなう不信感や諦めの感。残念ながら、これらは海王星の定説にはまる象徴。

そしていまだに、これらの不安材料が収まる気配がない。

被災地の復旧・復興が進んでいない。そんな声も各業界から聞こえてくる。

では、海王星水瓶座に戻ると、一体どのような意味になるのか?

天体が前のサインに戻ることを、よく「前のサインの忘れ物を取りに行く」と表現する。

そのサインでのやり残した事柄を再検討し、そのサインの欲求をかなえるよう再び奮起するということだ。

そして、さらに海王星の重要な象徴の中には、「犠牲者/救済者の縮図」そして「みんなの夢や理想」などがある。弱者は決して忘れられるものではなく、むしろ弱者の側に立ち、そして、そういった人々も含めた「みんなの夢や理想」をかなえることを目標とするのだ。

それとともに水瓶座サインへの再入室を考えてみたとき、こんなニュースの記事が目に飛び込んできた。

『人間を主人公とした被災地の復興を 声を挙げ、公的支援求めよう』

人間が主人公、公的支援など、ソーシャルサービスの意味を象徴に持つ水瓶座の意味にぴったり。

そして海王星は、2012年の2月4日に再び魚座に入室する。

それまでには(もちろん早期解決が望ましいが)、様々な不安を抱えて生活している人々が心から安心できる海王星水瓶座のソーシャルな支援が行き渡ることを期待するばかりだ。

それとともに、海王星のエネルギーには、それを支える大勢の祈りの声も必要です。

8月はヒロシマナガサキ終戦記念日と日本史が抱えた痛みを弔う記念式典が開かれます。

日本国民は、今こそ心をひとつにして、弱者を含めた人々の理想を祈るべき時なのかもしれない。