心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

マクロコスモス=ミクロコスモス

占星術は、太陽系の惑星たちの運行や相対位置を計測し、それをチャートに描き、地上における出来事や人間の特質や気質、個人の人生との関連性などを解釈していく学問。

なぜ当たるのか?

実際、科学的根拠はない。

占星術は、大宇宙(ミクロコスモス)と小宇宙(マクロコスモス)の対応という古代思想が前提とされている。

天空と地上、天体と人間(個人)が照応しているのだと考える。

つまり、宇宙で起こっていることは、地球にも国家にも、そして地域社会や各個人にも起こりうるのだということだ。

もちろん逆もある。

個人の考えることは、同時に隣に住んでいる人の頭をよぎるかもしれない。

それが企業や地域社会に潜在的な動きを作り、やがて国家を揺るがし、全世界にゆるやかに、または急速に派生していくかもしれない。

ムーブメントなどは、このようにして起こる。

ミクロからマクロへ。またマクロからミクロへ。

そんなことを考えながら、私は今日もベランダの花に水をやる。

暑さのせいで、植物たちも参っているね。

人間たちも同じ。

けれど、そんな過酷な気候にも、花は各々の性質のままを素直に生きる。

そのようなミクロな世界に意識を向けることができるのも、日本人の美しい気質だと鈴木大拙は書いている。

立秋を過ぎる頃は残暑が厳しい。

そんな中、ベランダのルリマツリの藍は涼しげな姿を見せてくれる。

蕾もいじらしい。

花