心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

夢の中の講義 クインデヂレについて

眠りつく前、生徒さんにクインデヂレをどう説明しようかと思案していたら、大学の講堂にてクインデヂレの講義に出席する夢を見た。高名な教授のようだった。

その脇で、ちびのマイケル・ジャクソンが黒板消し係として奮闘していた。

"Quin-deh-chee'-leh"はティルの独特なテクニックのひとつとして知られているが、これはラテン語で「15」、ハーモニック24、165度のアスペクトのことをいう。

ドイツの占星術師トーマス・リングの考案をティルが復活させた。

1000件以上のデータを検証し、特にティルは、ハーモニック24の中でも165度の有効性に注目した。

では、どのような意味なのか。

強烈な動機、たとえば強迫観念、妄想、情熱、激変、混乱、離別など。

人生の中での大きな試練や努力すべきポイントとして解釈する。

クインデヂレは、強い焦燥感に駆られるため、成長期の段階で、やむにやまれない人生の目的になっていくことが多い。

そのため、ティルは職業の方向性を見るときにもチェックする。

ちょっと難しい概念なので、165度サビアンシンボルで考えてみるのも良い。

牡羊座0度から見ると、165度の位置には乙女座の「オランウータン」と天秤座の「流されてしまった船着き場」がある。

松村潔著「サビア占星術」の解釈によると、「オランウータン」は自分の中の原始的な醜い部分に直面し、困惑することが多い度数。

一方、「流されてしまった船着き場」は、戻る場所を見失う、海を漂流しているような気分になる度数。

わがままな人につきあい、自分本来のバランスを失ってしまうということ。

こう考えると、165度は問題にぶつかり、壁に衝突し、それでもなお、衰えることのない強いモチベーションを持ち続ける必要があるということになる。

私ももちろん鑑定では、このアスペクトを使用している。

なかなか迫力のある答えが返ってくることが多い。

ちなみに、夢の中の教授の解釈によると、クインデヂレは「ゾウのくしゃみ」ということ。

で教授は、ゾウの「ブシュ~」っていうくしゃみを飼育員が顔面で受けている絵を描いてくれた。

避けられない、突然の出来事と教授は説明してたよ。

「オランウータン」の解釈に通じるような、通じないような。

夢なんてこんなもん?

でも、ちびマイケルに会えてうれしかったけどね。