心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ティル予習会&少しだけ占星術について考える

土曜日のノエル・ティル予習会はいかがでしたか?

初めてティルのメソッド、または心理占星術に触れたという人も中にはいたかもしれません。

難しく感じられましたか?

欲求理論とか、抑圧や防衛とか、占星術用語とはまた違った言葉に戸惑うこともあったでしょう。

私は、ヘレン・ケラーのチャートを使い太陽と月のブレンドの話をさせていただきました。

私のクラスの生徒さんには、おなじみのチャートですね。

初級者向けにお話をしたので、まだまだ伝えきれないこともありましたが、サインのエレメントや支配星、パースペクティブ(展望)からその意味を多角的に考えてみたり、月の成り立ちに目を向け理解を深めたりして、少しずつ解釈をなじませてみてください。

占星術は象徴を豊かに広げる学問です。

日々の暮らしの中にも多くのヒントが隠されています。

楽しみながら、天体、サインの象徴を考えてみるといいですね。

次回、27日には半球の強調のお話をします。

クライアントさんとの対話の中から生まれたいくつかの知識をお伝えする予定。

また15分間お付き合いいただければ幸いです。

そういえば、もう満員御礼との噂も耳にしています。

参加できない方とは、別の機会にお会いし、ノエル・ティルメソッドや心理占星術、コンサルテーションの話ができたらいいですね。

もし心理占星術を基礎から学んでみたいという方。

代官山の「セレス学院」という場所で定期的に講座をやっています。

もしよかったら、そちらに足を運んでみてください。

一緒に、良いお勉強ができるのを楽しみにしています。

私のクラスでよく言っているのですが(生徒さんには耳タコですね)、占星術というのは今までの人生経験をそのまま生かせる分野です。

この事実は、私が占星術を勉強して一番幸運に感じた事柄でした。

幼少期の体験、兄弟との関わり、学生時代の出来事、恋や仕事、それに伴う喜びや葛藤、結婚や出産、離婚、病気や怪我、ひきこもりやいじめ、仕事上での失敗やコンプレックス…

人生におけるすべての経験、そしてそれに伴う大きな、またはささやかな心の体験、そういったものをそのまま活かし、占星術の理解に役立てることができます。

だから、どんな人生を送ってきたにせよ、自分のこれまでの人生に自信を持つべきなのです。

どこかに同じ悩みを抱え、何かしらのアドバイスを求めている人がいます。

「書を捨てよ町に出よう」

本やネットの中の情報だけでなく、実際に経験し、体験をたくさん重ねることこそコンサルテーションでは役に立つということです。

また同時に、自分の得意分野を持っておくことも大切です。

ティルのエッセイ(石塚氏がサイト上で翻訳してくれています)の「キャリア発展のための自己分析」の中でも、占星術家の専門性を持つことの重要性を説いています。

ティル自身、「私は芸術的分野の分析家であり、ビジネスの分野は性に合っていない」と。だからビジネスの話は「わからない」と答えるということです。

自分のアイデンティティを定義することで、自信を持って鑑定に挑むことができ、またより良いコンサルテーションができるということですね。

「子供は3人育てた」でも、「不倫ネタには困らない」でも、「一病息災の健康法がある」でも何でもよいので、今までの知識や経験が役に立つような、自分の専門性を見つけてみましょう。

もしかしたら、ネガティブなものとして感じていた過去が、自分の最高の武器になるかもしれませんよ。

そういったことを活かすためにも、もちろん机でのお勉強も必要だけどね。