心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

土星の役割

天王星が発見されたのは、1781年3月13日。

海王星が発見されたのは、1846年9月23日。

そして冥王星が発見されたのは、1930年2月18日。

それぞれの発見時のチャートを作成していただくとわかると思うが、天王星冥王星の発見時にはオポジション土星が、海王星の発見時はコンジャンクションでやはり土星アスペクトを取っている。

土星がこれらのトランスサタニアンの発見に一役買っているということがわかるだろう。

つまり、土星はトランスサタニアンのエネルギーを現実化するために必要な天体なのだ。

私は、これこそが今の時代に必要な土星の力だと考える。

土星の働きなしには、天王星のひらめきもアイデアも、海王星の夢やビジョンも、冥王星のパワーもコントロールへの欲求も単なるホラで終わる。

土星の形にする力なしには、トランスサタニアンの意思の何もかもを地球上で顕在化することができないのだ。

なので、みなさん土星を使いましょう。

講座をやっていると、みなさん土星のことはよくわかっていることに驚く。

義務、責任、試練、忍耐、常識、保守性、継続力、組織力、権威などなど、わりとスラスラと答えてくれる。

じゃあ、土星ってどうやって使えばいいのよ。

①何でもいいので続けましょう。

②自己にプレッシャーをかけて、続けていることのプロフェッショナルを目指しましょう。

③特にトランジットの土星アスペクトを取っているときは、チクチク刺激する劣等感や苦手意識と向き合い、少 しでも解消する努力をしましょう。

④自分の関わっている状況から逃げず、その場のルールや基準に従いましょう。

⑤まだ自分は半人前だと謙虚な気持ちを持ち、しぶしぶでも年長者の意見に耳を貸しましょう。

⑥自己の悪しき習慣に別れを告げましょう。

⑦とにかく、気の重さを当たり前のことと受け入れ、辛抱強くなりましょう。

まだまだ、いろいろな使い方はあるけど、まあ今日はこれくらいにしておこう。

まあ土星は器用な天体ではないから、とりあえず、できることからコツコツと。

雨が降るまで雨乞いをする。

こういった忍耐が、いつか自分の命拾いをすることになるかもしれない。

それが土星の働きだ。

今日の講座の生徒さんは、土星使いのエキスパート。

かばんの中から「年金アドバイザー3級」のテキストを出して見せてくれた。

占星術&年金。

天王星土星アスペクトに持つ彼女の絶妙なチョイス。

自転車で通勤し、どんな坂でも絶対下りないって言ってた。

私はこれからも、彼女から土星の使い方を学ぶ予定。

ありがとうございました。