心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

新月図とTPP(環太平洋経済連携協定)

講座の後、楽しい食事をして帰り道に夜空を見上げたら、きれいな星空が広がっていた。

今日は、東京でも木枯らし一号が吹いたという。

季節が冬へと向かっている。

明日は蠍座新月

新月図を読むのはあまり好きではないのだけれど、昨今、政治を賑わせている話題とマッチしているようだったので、少し真面目に読んでみた。

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の交渉に日本は参加すべきか否か。

与野党内でも推進派VS反対派の対立は日増しに高まっており、日本各地で反対派の集会が行われている。

しかし反対派の議論の中心は、主に農業についてに限らている。

TPPは、知的財産、金融サービス、電気通信サービス、電子商取引、投資、環境、労働、貿易救済(セーフガード等)、紛争解決、TBT(貿易の技術的障害)、SPS(衛生植物検疫)、医療などの他分野に影響が及ぶ。

反対派は、参加すれば日本の農業は壊滅する、日本の食料自給率が下がると心配しているが、食料自給率は40%だが、エネルギー自給率はわずか4%。

日本は貿易立国だ。

円高は日々加速ている。

国際的な競争力をつけることは急務だろう。

日米同盟を強化し、中国を牽制する必要もある。

日本との貿易に魅力があることを見せ、生き残りを図っていくことが重要だ。

上記の内容を今回の新月図で見てみたい。

蠍座冥王星=8ハウスといえば、権力争い、パワーバランス、互いの腹の探り合いなどに関連する。

その新月に貿易を象徴する木星が1ハウス、7ハウスでオポジション、そこに2ハウスのルーラーの冥王星が調停のアスペクトを形成している。

7ハウスは、もちろん外交を示す。

また9ハウスのルーラー水星は財政に関係する2ハウスに在室し、金星とともにMCにトラインを形成。

これらの観察から、国益を守るためには9ハウスを強化することは必須のように思えるが、水星、金星に対して、7ハウスのルーラーの火星がスクエアしていることから、TPP参加がスムーズにいかないことも暗示されている。

このチャートの行方は、太陽と2ハウスルーラー冥王星がミューチュアルレセプション、また古典メソッドを使うなら、7ハウスルーラー火星とミューチュアルレセプションが握っている。

つまり太陽=国のリーダーである野田首相がリーダーシップを取り、外交を推し進めていくことを期待するしかないのだ。

と、ざっと読んでみた新月図。

こういった季節図は、どうとでも解釈できるので、あまりチャートを解釈するのは好きではないのだけれど、象徴をいろいろな視点で読む訓練には役に立つ。

みなさんも、気になっている時事ネタと象徴を重ねて読んでみてはどうでしょう。

なかなか楽しいものですよ。