心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

こもごも

毎日楽しく講座をさせてもらっている。

天文倶楽部で撮ったというアルデバランの写真を見せてもらったり、占星術への熱烈な愛を聞かせてもらったり、真摯な学びの姿勢に初心を思い出させてもらったり。

よい生徒さんに恵まれて、私はとても幸せだ。

そんな中、また今日も考えさせられることがいくつかあった。

ひとつは、時々耳にする、「あの人って占い師に向いてないのでは」という発言について。

先日、大先輩の占術家の友人が研究会でこんなことを言っていた。

「占い師がお客が選ぶのではなく、お客が占い師を選ぶんだよ」って。

私もそうだと思う。

実際、それぞれの占い師にふさわしいお客がちゃんとつくものだ。

ビジネスの強い人には仕事の相談がメインになるし、子育てに詳しい人には子育ての相談がやってくる。

だから、このブログでも自分の専門分野を持つことが大切だと言ってきた。

お客さんとの相性だってある。

ある占い師にしっくりくるお客さんが、別の占い師に合うとは限らない。

むしろ、こう換言することもできる。

自分についているお客を見れば、自分の占い師としての立ち位置を確認することができる。

ティルは、これを「レベル」と言っていたね。

または、占い師自身が自分の問題を解決できていないうちは、お客がシャドウとなり、自分の問題に向き合う機会をくれることになる。

クライアントは不思議なくらい、自分の合わせ鏡だったりするのだ。

この現象は、お客さんに限らずだけど。

だから、自分のクライアントをしっかり確認してみるといい。

そこから、自分の抱えている問題や占い師として必要なものが見えてくるかもしれない。

だから現場で少しくらいヘマをしたからって、くじけないで精進してほしい。

大切なのは占い師サイドの評判ではなく、お客さんの反応だ。

そこを基準にして努力を怠らなければ、必ず大きな収穫がある。

うまくいかない日があるのは仕方ない。

それでも一期一会を丁寧に扱えば、自分に欠けているものが見えてくる。

占い師というのは、それぞれが同業者同士だから、どうしても足の引っ張り合いになるのかな。

わかないけど。

そして、もうひとつ。

占い業界は狭いので、そこにいると外の世界が広いということを忘れてしまう。

だから時々、閉塞感を感じることがある。

もし、私についていろいろ知りたいことがあったら、直接代官山に会いに来て、そこでいろいろ質問してください。

私はあけっぴろげな性格なので、大抵のことは正直に答えられると思います。

今日みたいに鑑定を受けに来てくれるのも大歓迎です。