心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

最終日…

楽しい時はあっという間。

いよいよ今日はセミナー最終日。

まずはティルのコンサルテーションの録音を聴き、チャートとタイムテーブルを追いかける。

その後、それについてみんなでディスカッションをする。

ティル本を読んでくれた人たちはイメージしやすいと思うけど、ティルのコンサルテーションはソーラーアークを追いかけながら進んでいく。

時々、クライアントからの抵抗があったりもするが、ティルはその防衛的なパターンを何度もプッシュしながら切り崩していく。

この点は、日本では賛否両論があった。

私のコンサルテーションもどちらかといえば、ティルに近いスタイルを取る。

それは、ティルが今日言っていたように「誰も簡単には変わろうとしない」からだ。

変わることを望みつつ、それを恐れる。

それが悩める人の特徴だからだ。

そう。

この点は本当に難しい。

占星術師のあり方が問われるところだ。

問題を解決するのが良いことなのか。

問題を解決する力を身につけることのほうがより大切ではないか?

私は、もちろん後者の考え方で仕事をしてきたし、後者の考え方を支持してくれるクライアントさんによって、私の仕事は成り立っている。

けれど、いつだって葛藤はある。

占星術師にとって、答えを伝えるほうがずっと簡単だからだ。

誰が抵抗するクライアントに苦しい道のりを伝えたいと思うだろうか…

そんなことを考えながら、ティルセミナーの最終日は過ぎていった。

最後は、みんなでワインと夕食を共にした。

TYLは上機嫌だったね。

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とにかく、優れた占星術師たちに会い、占星術の知識だけでなく、彼らの学習者としての姿勢や占星術師としての考え方、また文学や詩の解釈などの話を活発にできたのが一番の収穫だった。

彼らの多くは大学の職員やアーティスト、証券マン、元FBI、外交官、学校の先生など職業も様々。

日本とはまた違う、とても心地良い時間を過ごすことができたのだった。

そして彼らは、ひとり、またひとりと自分たちの日常へと帰って行った。

ティルにも大きなハグで別れを告げた。

私も明日、帰路に就く。

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今日の夜は、ティルと一緒に来日したエリザベスの家に泊めてもらう。

その前に、タクシーでNY観光。

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エリザベスの家は、クイーンズのフォレストヒルズ。

閑静なレジデンスエリアで、広尾とちょっと景色が似てる。

Vステーションで働いている彼女。

明日も早いのでと早々に寝室に戻っていった。

ということで、何がどう私の身に付いたのか、まだしっかりと実感はできてないけれど、これからも良い講座、良い鑑定ができるよう努めていきたいと思う。

ご清聴ありがとうございました。