心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

「家庭の医学」は…

予定していた定員数を超えたので、今回の受付は終了。

応募してくれた方々、ありがとうございました。

お断りした皆さま。

第2陣も考えているので、今後のインフォーメーションをお待ちください。

次回はお昼の時間帯の応募になります。

ということで、なんだかんだ言っても、やっぱり気になる身体の事。

前にも書いたけど、占星術業界もにわかにメディカル占星術がブームだ。

そして世の中的にも、身体のことを意識する傾向が強まっている。

牡牛座・木星、乙女座・火星などの影響もあるかもしれないけど、やはり実態は重要。

クライアントさんも「食育」「ものづくり」などの世界に飛び込む人も多くなってきた。

実は、私はあまり医療占星術に真剣に取り組んでこなかった。

私自身が健康だというのも大いに関係しているかもしれない。

なぜなら、私はやや経験主義に傾いた考え方を主張しているので(人間の全ての知識は我々の経験の結果であるとする哲学上または心理学上の立場を主張。ジョン・ロックの人間は生まれたときは白紙であるが有名だね)、経験してこなかった感覚について自信を持って、自分の言葉とすることができないと感じている。

病気に苦しむ弟のそばで、私はいつだって何もできなかった。

その無力な感覚が、私を医療から遠ざけているのかもね。

弟はその後、医療の方向に進んだ。

きっと自分の経験を通して、よい治療をすることができているにちがいない。

ということで、私は後天的な病理というものに対しては興味を持っている。

サインや惑星配置は、どちらかというと先天的なもの、遺伝的な傾向が強く示される。

占星術の学習の過程で学ぶサインの病気の象徴は、ゆえに生まれ持った「弱点」ということになる。

けれど、後天的に発生する病理というのが一方である。

時代を反映したもの、生活習慣、生活上におけるストレスなどがそれにあたる。

そういった病理は、私の研究上、ハウスで表わされることが多い。

私の大好きな「ハウス間の緊張のネットワーク」を丁寧に観察していると、後天的に発生しやすい病の発生を見ることができる。

ハウスは環境や時代背景が大きく影響するものなので、私の「経験論」とマッチしている。

だから、私はハウスを考えるのが好きなんだけどね。

もちろん、生まれ持った気質や特徴を理解することも重要だ。

DNAに刻まれた避けられない宿命というのもあるだろう。

なので今回、「家庭の医学」で身体のことをしっかり学んだ後、「医療占星術――象徴を見直そう」という研究会を開催する予定。

私はこの分野にあかるくないので、得意な方々の参加をお待ちしています。

ということで、肉体を持っている以上避けられない健康の問題。

これを機会に、みなさんと一緒に考えてみたいと思う。