心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

心理占星術研究会の今後

について、かなり真面目に話し合いをしてみた。

 

心理占星術関連の本の翻訳も含め、今日の日本の占星術に足りない情報を何とか良い形で届けたい。

私たちは、そう考えている。

まずは、ティルが歴代の心理学者――フロイトユングアドラー、マレー等のロジックをどのように占星術と結び付けたのかを知る本を翻訳してみようということになった。

完成までには多くの時間を要すると思うが、ゆっくりと仕上げていく楽しさもある。

 

または、日本の著名人の出生データのデータバンクを作ってみるのはどうだろうという話もあった。

このようなサイトは海外には無数に存在するが、日本にはまだない。

なかなか難しいチャレンジだが、やってみる価値は大いにある。

 

つまり、日本の占星術はまだまだ成長の余地が残されていると言える。

とにかく私は、アメリカで感じた占星術家たちの層の厚さを日本でも実感してみたい。

私の生徒さんも含め、読者の皆さんも是非、占星術業界を盛り上げてほしい。

 

きのうの研究会では、ミッドポイントの可能性についての話が出たね。

このブログでもミッドポイントの話はちょいちょいしている。

私はミッドポイントをホロスコープ上に示されている情報の裏付けを取るものとして利用しているのだけれど、時に驚くほど確実な象徴の結びつきを示してくれることがある。

 

TYLセミナーの講師を務めたドン(1月29日のブログを参照)の著書「Midpoints: Identify & Integrate Midpoints into Horoscope Synthesis」に出ているジョン・レノンのミッドポイントの解釈がそれにあたる。

ジョンは太陽=水星/海王星のミッドポイントを持っているが、それはあの名曲の歌詞そのものだとドンは書いているのだ。

You may say(水星) I'm(太陽) a dreamer(海王星)...

 

そうイマジン。

 

ノーアスペクトの太陽、そして水星のグランドクロスの背後には、このような理想主義が隠されていたのだ。

笑えるね。

ミッドポイントは、2つの天体の間に張られた糸のど真ん中をピンと指で弾くような繊細な反応をみせるものだが、多感な人ほど、それを強く意識できるのかもしれないね。

 

と、まあ相変わらずの占星術三昧の夜を過ごしたのであった。

皆さんも占星術生活をエンジョイしているだろうか。

楽しい報告があったら聞かせてください。

 

ちなみに、ドンの本の紹介。

よかったら読んでみて。

 

Midpoints: Identify & Integrate Midpoints into Horoscope Synthesis (Special Topics in Astrology) Midpoints: Identify & Integrate Midpoints into Horoscope Synthesis (Special Topics in Astrology)
(2007/06)
Don Mcbroom

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《追記》

友人から、「きのうミヤネヤが出てるTVで、ちょうどお金がないと結婚できないって言ってる女の子たちのことやってたよ」という報告があった(2月19日ブログ参照)。

っていうか、そもそも、そうやってお金にフォーカスした表面的な報道の仕方自体が、そのような価値観を植え付ける結果になるということ、TVの人たちはまったくわかっていない。

そうじゃなくて、「結婚とは?」「人と一緒に人生を生きていく意味とは?」みたいな、なんで本質的なことを論じないのだろう。

それに女の子たちを取材するなら、その親たちの考えを先に聞く必要がある。

若者たちの「愛のなさ」を嘆く前に、大人たちの作った価値観を問うべきなのだ。

みなさん、TVの見方に気をつけて!