心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ジェレミー・リンに学ぶ人生観

今、アメリカ中を熱狂させているNBAプレーヤー、ジェレミー・リン。

台湾系、ハーバード大卒、そして二度地獄から這い上がった男。

最近、ネットでもチラホラ話題になっているようだけど、みなさんはご存じだろうか?

スカウトに無視され続け、ようやく契約にたどりつくも2年でクビ。

次のチームでもクリスマスイブの日にクビ。

そして3つ目のチームとなった現在のNYニックスでもクビ寸前までいった。

解雇される寸前、リンはチャンスをつかむ。

同じポジションのライバルが全員故障し、リンに白羽の矢が立つ。

そこからリンの快進撃が始まるのだが、ここまではアメリカ人が好きそうなただの成功秘話。

私が注目したのは、彼の言葉の端々に感じる真摯な人生観だ。

彼はいつも、「いつか牧師になってNGO活動したい」とインタビューで繰り返す。

高校生の時も、同級生たちが遊んでる週末には、リン選手は子どもたちに聖書を読んで教えていたという。

スカウトから無視され続け、立て続けにクビになり続けた時も、クサらず「聖書の言葉を心でつぶやいてがんばった」と語る。

リンの信仰心とひたむきさに関するエピソードはまだ続く。

彼は「誰かに自分を認めさせよう」と思うことをやめ、「出来る限りの努力をしたら、そのあとは神の思し召すままにプレーしよう」と心に決め実践したそうだ。

そう思ってから結果がついてきたという。

将来は牧師としてNPO活動を支援したり、地域共同体のために働きたいとも話す。

これぞ、ミュータブルサイン、ケーデントハウスの必要性だ。

動物と人の違いは、高い精神性にある。

ただ生き、獲得し、本能を満足させても、それだけでは人は満足できない。

だからこそ、アンギュラー、サクシーデントの受け皿としてケーデントハウスが続く。

ここで私たちは、学び、思考し、悩み、反省、内省し、信じ、理解し、そして社会貢献のエネルギーを得る。

豊かな信仰心と高い教養は、人生を豊かにし、そして社会をも豊かにする。

ミュータブル、ケーデントハウスがなければ、私たち人はただの動物でしかない。

ここで初めて、知性の必要性が生まれてくる。

学びがなれけばどうなるか?

凝り固まった考えがはびこり、偏見は埋まらず、二元論に陥り、人を信頼せず、許せず、身勝手で狭量な人生観にとどまり続けるだろう。

奇しくも、ジェレミー・リンは乙女座。

残念ながら出生時間はわからないのだが、月は射手座の可能性が高い。

昨日も乙女座・火星の話題に触れたが、この機会にミュータブルの可能性について考えてみたい。

魚座海王星もあるしね。

どう学び、何を信じ、どう貢献するか。

とりあえず、ジェレミー・リンの活躍に注目したい。