心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

占い師 風評被害

で検索すると、たくさんの被害報告が見つかったと昨日生徒さんが教えてくれた。

彼女の働いているブースは、オープン始まって以来の大打撃を食らっているという。

占い大好きという人以外の客足は、すっかり遠のいてしまったらしい。

そういえば、私のコンサルテーションの予約も一件キャンセルがあった。

気にしてなかったけど、そういうこともあるのかもね。

より一層、占い業界に対する不信感が広がったのだ。

数年前、海王星魚座入りしたら、きっと占い=スピリチュアルがブームになるだろうという声が多く聞かれたが、今、そんなふうに思っている人はもうひとりもいないだろう。

そんなにうまくことは運ばない。

その反動からか、占い師が自分自身の立場を正当化する声が上がっている。

自分たちはまともな占いを提供している。

あれは、特別な事例なのだ。

マスコミは、いつだって占い師を罰するのだと。

けれど同じ業界にいるのなら、同じ痛みを味わうしかない。

自分だけ特別ではないはずだ。

どこにそんな線引きができるのだろうか。

「困った時は頼りにして、都合が悪くなると去っていく」と他の生徒さんも言っていたけれど、占いという仕事自体、そういったもろさを含んだ仕事であることは事実。

すべての占術にそういった不安定な要素がある。

誰が悪いわけでも正しいわけでもない。

占い業界がふるいにかけれられいるということなのだろう。

最近、何度も書いているが、今は地のグランドトラインが優勢な時期。

より現実的、実際的、保守的なものが求められている。

今は、その審判の時を待つしかない。

けれどもし、グランドトラインが自己完結的な防衛の傾向を示すものだと考えれば、それはとても悲しい。

「自分さえよければ」という、他を排除する方向に意識が向いているということだ。

例えば、がれきの受け入れ拒否などもそうだろう。

自分たちの安全と東北の復興。

天秤にかけられるものではないが、やはり何かとてもやりきれない。

地が優勢になるということは、火のエレメントが劣勢になるということ。

火は、精神性や情熱、勇気、夢やロマンといったエネルギーを持っている。

自己を信じ、未来を信じ、よりチャレンジングな力を発揮しようと努める。

最近、覇気がなく、希望もなく、不安が大きくなっている人が多いが火エレメントの劣勢の影響の可能性もありそうだ。

より地エレメントの方向、日常の安定にしがみつき、未来を恐れて生きる傾向が強まっている。

良い時期もあれば、悪い時期もある。

今年の10月には、魚座海王星蠍座土星と好角度を取る。

それまでに占い業界のあり方を見直したい。

私は観ていないけど、TVでインタビューを受けた学校長のように、「占いは儲かる」などとビジネスにし、現実に引き下ろしたのだから仕方ない。

地上で決着をつける時が来たのだ。

「なんだか肩身が狭い」と言いながらも「勉強が楽しい」といってくれる、ごく普通の会社員の生徒さんのためにも、なんとか良い授業をしたいと思っている。

名誉回復のためにもね。