心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

マンデン占星術

の講座を試しにやってみることになった。

まだ私の中で未完成なところも多いのだけれど、占星術を考える上での参考になるならやってみましょう。

2011年、2012年と私が予測した際に使用したチャートをいくつか使ってみることにした。

私の場合、使えるチャートは何でも使う。

国のチャート、四季図、蝕図だけでなく、与党設立時のチャート、総理大臣、大統領、国家主席の出生図、経済だったら米ドル、日本円発行、日本銀行設立時のチャート、また数年前ならトヨタ、今ならソフトバンクなどの日本を代表する企業のチャートなど、考え付くチャートを用意し、あらゆる角度から検証する。

そこからあぶりだされたというか、複数重なって出てくる象徴を予測に変えていく。

前にも書いたけど、とにかく今の時代、マンデンを読むのが難しい。

私の政治や経済の知識が乏しいということもあるけれど、きっとやっぱり難しい。

ふと気を緩めると、もう違う方向に物事が進んでいく、そんな変動の大きさを感じる。

昔ように、昭和天皇のチャートを見れば、戦争の行く末がわかったというような単純さはない。

とにかく私には、1年を予測するのに春分図、蝕図だけではピンとこない。

予知能力などなしに占星術の技術だけで読むには、相応の情報量と時代の感性、時事知識は必須だと考える。

いや~大変だ。

でもマンデンは、改まって読もうとすると難しく感じる人も多いかもしれない。

やっぱり普段から、時事的な事象と天体の運行を結び付けて読む訓練をするといい。

春の嵐魚座海王星と乙女座・火星?とか、ガソリン値上げもこの組み合わせの影響なのか?とか。

あ、でも、みんなこの程度ならやってるか。

占星術を学習している人は、挨拶代わりに「水星の逆行が終わったね」とか話すもんね。

天体の象徴より、むしろ四季図、蝕図のハウスの意味を捉えるのが苦手なのか?

それなら過去のデータを徹底的に検証する訓練をするしかない。

例えば、2009年の夏至図。

この2ヶ月後、日本では政権が交代した。

この時、与党を示すMCのルーラー・太陽は、冥王星天王星とTスクエアを形成している。

冥王星と太陽は2度のオーブ。

2か月というタイミングもしっかり表わされているだろう。

またはリーマンショックが起こった2008年9月15日。

ニューヨークの秋分図には、2ハウスのカスプ上にある冥王星が10ハウス入室の太陽とスクエアになっている。

その1年ほど前のニューヨークの春分図も面白い。

2007年3月13日、大手のニュー・センチュリー・ファイナンシャルの経営破綻が懸念されるとしてNYSEでの取引が停止され、上場廃止が決まった。

つまりサブプライムローンのバカげた仕組みに、ようやく法の手が伸びた時期だ。

この時、4ハウスを支配している土星は11ハウスのカスプ上に位置し、海王星オポジションになっている。

まあ、こういったこともこじつけに聞こえるところもあるだろう。

でも、占星術の学習になることは間違いない。

自分の注目した時事ネタがどのようにチャートに表されているのか。

ちょっと見てみるのも面白い。