心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

It's A Man's Man's Man's World

TV番組アメリカンアイドルのJoshua Ledetのトップ4でのパフォーマンス「It's A Man's Man's Man's World」にノックアウトされ、本気で涙した。

完全に魂を奪われ、今日一日、夢の中にいるようだった。

審査員のスティーヴン・タイラーのコメントが忘れられない。

「こんなに慈愛の満ちた神々しい歌声を聴いたことはない」

久しぶりに心がクラッシュした。

この歌、もちろんジェームス・ブラウンの名曲だ。

男は、車を列車を船を作ったけど、女がいなくちゃ何でもないというような内容だけど、歌詞を聴きているうちに、これから来るだろう天体配置が頭の中に浮かんできた。

天王星冥王星土星蠍座に入り、山羊座冥王星とミューチュアル、土星海王星は水のサインでトラインになる。

man=人は、これまで何でも作ってきた。

ありとあらゆるものを作ってきた。

けれど、それは何でもない。

母なる大地、海、大いなる自然がなければ、何もない。

この先、人の作ったものに、どれだけの意味がもたらされるのだろうか?

ジョシュアの慈愛に満ちた歌声とともに、そんなことを考えた。

この歌は、この言葉で締めくくられる。

He's lost in the wilderness

He's lost in bitterness

男が苦痛とともに荒野をさまよう。

彼は、進むべき道を見失ってしまった。

なぜか最近の講座で、私はトランスサタニアンの話ばかりしている。

この前のイベントでもお話ししたけれど、2010年のAP(牡羊座ポイント)での天王星冥王星のアタックにより、土星に大きな穴が開いた。

ここ数年で社会における共通認識が大きく変化し、個人は安定した立脚点を失ってしまったのだ。

この先、個人は社会という拠り所に頼らず、直接、時代を意識することが重要になる。

しっかり目を見開き、時代という波の動きを追い、流れに乗っていく。

ひとりひとりが、しっかりと未来を見据えていく必要があるだろう。

今、魚座海王星のエネルギーは、”nothing”の感覚を与え続けている。

でも、”無”は、ある意味、大きな真実でもある。

個人的執着を断ち切り、時代の意識と同化できたとき、光り輝くような意味を教えてくれることになるだろう。

それにしても…Joshuaの歌!

彼がAPに金星と水星を持っているのも「時代」に選ばれた歌声なのだと納得。

「to love somebody」も泣ける。