心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

日本発を目指して…

朝、幼なじみから、「知り合いの選手がレスリングの日本選手権に出ているんだけど、代々木体育館に試合を観に来ない?」というメールをもらった。

優勝すればオリンピックに行けるかもしれないということ。

私も自転車を飛ばし応援に駆けつけた。

レスリング

知り合いの選手は惜しくも決勝戦で散ってしまったが、久しぶりのスポーツ観戦に燃えた。

Iちゃん、誘ってくれてありがとう。

Iちゃんは私の一番古い友人で、子供のころから「UFO」だの「妖精」だの言っていた変わり者の私に、もう随分長いこと辛抱強く付き合ってくれている。

ご主人とふたり、葉山でお弁当屋をやっているのだけど、わたしにとってこの心優しき友人は最後の砦だ。

「いよいよ占星術で食えなくなったら、余りもののお弁当をもらいに葉山に行くね」と言っては、ふたりをビビらせている。

でもマジだから。

よろしくね。

講座の合間をぬっての忙しい再会だったけど、オリンピック3連覇を狙う伊調馨!とも会えたし(パワフルで素敵だった…)、柔道のオリンピック代表選手も見かけたし、あー幸せな外出だった。

オリンピックまであと40日。

先日はサッカーW杯予選での日本選手の活躍も堪能したし、やっぱり国際試合は愛国心に燃えるね。

日本選手が活躍してくれると、日本人であることを誇りに思うことができる。

ピアニストでもノーベル賞受賞者でも、優れた日本人の活躍を見届けられるのは幸せなことだ。

マンデンでも話をしたけれど、これからの時代、国力を上げるためには、何よりもまず「優秀なヒューマンリソースの確保」が重要になってくるだろう。

それと同時に、この前、秋本康がTVで言っていた「もっと日本文化よ、自信持とう」「これからの日本の可能性を考えてみたい」という、「日本発」の力を信じることも重要だ。

これは、私の占星術におけるテーマとも重なる。

今まで完全なる輸入品であった西洋占星術という文化も、日本の文化と混ざり合いながら、もっと成熟させることができるのではないか?

今はまだ、星占いと区別がつかないほど未発達な業界だけれど、その中でも日本人の繊細で奥深い感性と融合させた、独特な占星術を生むことができるのではないか?

サビア占星術などは、いろいろな方々の貢献もあり、日本で非常に良い形で発展しているといえる。

ならば私のやっている心理占星術も、洗練されたものとして日本から発信することはできないだろうか。

時々、西洋の文化にうんざりするのは私だけではないだろう。

特に、心理占星術は西洋のものをそのまま輸入し、現場で活用するのは非常に難しい。

日本人の感性には、そぐわない価値観も山ほどある。

確かに、まだ日本の占星術業界は、アメリカのように層は厚くないかもしれない。

けれど優秀な占星術家たちは数多くいる。

いつかそういう人たちとともに、「日本の占星術」という確固たる基盤を作れたらと思う。

そのために、私は日々、半ばしぶしぶ、半ば刺激されつつ西洋占星術を学習している。

いつか日本人として誇りを持つために、「日本発」の力を持つことができる日を夢見て…