心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

TYLセミナーで私が学んだことは…

今日はTYLセミナー初日。

参加者&スタッフの皆さん、お疲れさまでした。

知った顔もあり、ツイッター等でやり取りをさせてもらっていた人とも顔合わせができ、とても楽しい滑り出しとなった。

久しぶりに生徒という立場でセミナーに参加したのだけれど、やっぱり本物は違うとしみじみ。

私の今日の一番の収穫は、経験に裏付けされたカウンセリング的アプローチの考え方だった。

講義の冒頭から40分ほど時間をかけて、「人を理解する」ことの重要性を語ってくれた。

・人間の行動パターンを理解する

ホロスコープに人を当てはめるのではなく、生きた人生をホロスコープに当てはめる

・私たちの狭い知識や経験で、その人の可能性を狭めてはいけない

・人の現実を通じて人を理解する力

占星術師は奇跡を起こすのではなく、欲求充足のプレッシャーを人生の中で表現していくサポートをする

・理解することによって、抱えている問題から距離を置くことができる

等々、ティル氏考え方の真髄ともいえる「より現実的な視点に立つ」という話が続いた。

講義中の質問の中で、ある人がソーラーアークの形成された17歳の時期を説明した時、ティル氏は「教育上の問題があったでしょう?」と答えた。

「なぜ、そうだとわかったのですか?」と驚いて尋ねると、「年齢だ」とだけ言った。

現実的に考え、ソーラーアークの性質と照らし合わせれば、当然の答えとなるかもしれない。

けれど、そういった現実的感性が現場では何よりも重要だったりする。

この回答を聞いて拍子抜けした人もいたかもしれないが、とても単純に思える原則こそ「人間を理解する」鍵が隠されている。

そういった現実的な感覚で占星術を語れる人は意外と少ない。

「私はセクスタイルもトラインも読まない。なぜなら退屈だから」といった断定的に驚いた人もいたかもしれない。

是非、その奥に隠されたティル氏の真意について再考してもらえたらとも思う。

きっと、自分のチャートも違ったように見えてくるだろう。

情報量が多かった!という感想をくれた人もいた。

でも、安心してください。

今日も素晴らしい通訳を披露してくれた新里氏が、18日の復習会で、今日やった基礎的ステップをおさらいしてくれるそう。

明日は病気の話、そしてクレオパトラのレクティファイ!をやる予定。

お楽しみに!