心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

TYLセミナー最終日

3日間の熱き講義も無事終了。

みなさんお疲れさまでした。

ティルを学んできた私から見ても、かなり濃厚な内容だった今回の集中セミナー。

レクティファイや時期の測定など、まだまだ消化不良な点はあるかもしれませんが、ゆっくり時間をかけ、そしてたくさんのチャートを検証しつつ、今回学んだテクニックを自分のものにしてください。

きっと心強いツールとして、現場で役立ててもらえることと思います。

今日の午前中の講義では、ティル氏の占星術に対する考え方を聞くことができた。

ティル氏がアメリカのTV番組に出演していた頃、頻繁に「あなたは占星術を信じていますか?」という質問を受けたという。

それに対し、彼はいつも「いいえ」と答えていたと、笑いながら話してくれた。

「なぜなら、占星術は信じるものではなく、知るものだからだ。それ以来、私はもう占星術を証明することをやめたのだ」と続けた。

この手の話、私はティル氏の口から聞くのは初めてだったし、通訳の新里さんもそうだといっていた。

私はこのエピソードを聞いた時、つくづく彼のメソッドを勉強してきてよかったと思った。

今までの現場での仕事が報われたように感じた瞬間でもあった。

今の時代、テクニックはいかようにも学ぶことはできる。

日々、どこかで誰かが、まるで知識を競い合うようにして、天体配置やらの情報を教えてくれたりもする。

けれど、誰もこのようにシンプルに占星術について語ってくれる人はいなかった。

ティルメソッドは、現場でこそ輝くものだ。

それを確認できただけでも、私にとって本当に実りのある3日間だった。

是非、みなさんもティルメソッドを現場で活かし、そして彼が語っていた「人が自らを助けることができるように、人助けをしてほしい」を実践してもらえたらと思う。

それが、私がカイロンその他でティルメソッドを教えていることの目的でもある。

既に、来年の来日日程も決まったようだ。

来年は基礎を1日、職業占星術を2日間をやってくれるということ。

これは…夢のようなことだ。

おそらく、Tyl氏の集大成を見ることができるだろう。

今、心理占星術研究所でも職業プロファイルの見直しをしているし、そちらのほうにも俄然力が入る。

その前に今回のフォローアップとして、明日吉祥寺で新里さんとエリザベスによる復習会を開催する予定。

また明日もお目にかかれる方もいるかもしれませんね。

では、あともう少しだけ、ティル氏のエネルギッシュなセミナーの余韻に浸りましょう!