心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

私の講座のシステムと占星術に対する考え方について

そろそろ正月ボケの言い訳が効かなくなってきた。

脳味噌がフリーズしているのも寒さのせいにしたいところだけど、いい加減、しゃきっと仕事をしなくてはいけない。

この前、「心理占星術という謳い文句で講座をやっている人がいたよ」と知り合いが教えてくれた。

心理占星術もいよいよ浸透してきたね。

私の講座はブログを見て来てくれる人が多いので、教えていても何かと共感しあえる人が多い。

「現場では、占星術の技術なんて5%くらいしか役に立たない。重要なのは対話力だよね」とかサラっと言っても、みんな大きくうなづいてくれる。

そして、それに私はいつも励まされている。

じゃあ、それ以外の人たちはどうしているのだろう。

「従来の当てる占いから離れ? それって、当てる自信がないからなんじゃない? だから心理占星術って信用できないんだよね」とか言われているかもしれない。

現実的でシビアな視点を煙ったく思われているかもしれない。

まあ、いいや。

心理占星術の面白さと奥深さは、やった人にしかわからないからね。

とにかく現場は、例外と意外性による発見の連続だ。

なんでもわかるような顔をしていると痛い目に合う。

人は、私の知識を遥かに超えた、豊かな人生を見せてくれる。

それを「当てる」なんていう一方的な視点で見ていたらもったいない。

現場では、対等な関係と、「知る」「理解する」という姿勢が大切だと私は思っている。

私は、いつもあるひとつの言葉を胸に現場に出ている。

「専門性は、一定の経験と理論で裏付けられている。心の専門家であることの困難さは、自分の行う面接の依り所を何処に求めるかにある。見ること、聞くことの隅々まで構造化された観察、ストーリーを読む技法、多くの専門理論、技法を熟知していることが求められる。しかし、それだけでは不十分である。人が生きることについて、来談者に負けてい程度には探求する姿勢がないと、彼らの話にはついていけない」

人が生きることについて探求する姿勢。

これこそ、人の悩みに向き合う重要な心がけだと思う。

責任のある言葉だ。

最低限の技術は身につける。

そして鍛錬を重ねる。

その上で私の、そしてクライアントの人生から逃げずに向き合う。

私の講座は、こういうことがベースになっている。

もし共感してくれたら、もし興味を持ったら、是非お勉強にいらしてください。

私はとてもオープンな人間ですが、私の講座は、いつでもどこでもだれでもOKというわけではないです。

占星術を他で受講された方も多いと思いますが、できれば基礎から学んでもらいたいというのが私の本音です。

なぜなら、意外と基礎知識がしっかりしていない方が多いからです。

占星術を5年学んだという方でも、基礎的構造については理解していなかったりします。

そこから、というか、その土台作りからしてもらうと、いろいろな「なぜ?」が腑に落ち、しかも応用力がつきます。

なので、できれば「心理占星術基礎講座」からスタートしてください。

もちろん例外もあります。

中には基礎がしっかりしていて、余裕で中級講座から参加できる人もいます。

また医療占星術のように、誰でも参加していただける講座もあります。

とりあえず、気軽に連絡してみてください。

以下、心理占星術の基礎から上級までのカリキュラム内容です。

【心理占星術基礎講座】 2時間×9回

★10天体の心理的象徴の理解

天体の公転周期、発達年齢域から考える人間の成長のステップ、そして各々の天体の心理的背景を学習していきます。金星&火星の本能的欲求とは? 月期から水星期、金星期から太陽期への成長の難しさ。トランスサタニアンは時代の心理を読み解く鍵。

★12サインの分類によるホロスコープの構造の理解

12サインの分類(2区分、3区分、4区分)から見えてくる、マンダラのようなホロスコープの構造を学習します。2区分から考える自然のサイクルとは? 4つのエレメントの洞察から得られる経験のサイクルとは?

★12サイン各々の心理的理解

12サインは、それぞれの支配星の心理的背景を背負いつつ物語を構成しています。教科書に並んだ「語彙」を覚えるのではなく、それぞれのサインの原理を学ぶことで、ホロスコープはより立体的に感じられるようになります。

ホロスコープから考えるアスペクトの理解

多くの学習者が難しく感じられるアスペクト心理的に考え、センテンスで表現していけるよう学びます。サイン同士の関係やハーモニクスを用いて、アスペクトを徹底的に理解していきます。

★ハウスの分類によるホロスコープの構造の理解

12サインの分類と同じように、ハウスにもある決まった構造があります。ハウスとは、生まれた時間と場所によって導かれる、より個人的なテーマを示すものです。半球の強調、3つのグランドクロスから、個人の心理的なパターンの構造を学習します。

★12ハウス各々の理解

それぞれのハウスを学習します。2ハウスはなぜお金の部屋と言われるのか? 8ハウスが難しく感じられるのはなぜか? 11ハウスのサークル活動ってどういう意味? 教科書に書いてある根本的な意味を考えながら、それぞれのハウスの理解を深めていきます。

そのあと、「心理占星術中級講座」に移ります。

ここからは、実践に次ぐ実践です。

ようやく基礎で学んだそれぞれのパーツが立体的に見えてくるようになります。

【心理占星術中級講座】2時間×9回

ホロスコープの全体像を理解し、個人の輪郭を捉える

アスペクトの整理をし、個人の問題点や成長の可能性を考える

心理的防衛、ハウスのネットワークから成長の葛藤、個人の心理的背景や体験しやすい出来事を理解する

★心理占星術の細かいテクニックを加え、ネータルチャートの持ち主の輪郭をクリアにしていく・ソーラーアークプログレスを学び、個人の成長の流れや未来の可能性を考える

★各天体のトランジットの意味とそれに伴う個人の心理的背景を考える

★対人関係の問題、相性を考える

そして最後は「心理占星術上級講座」。

ここでは、コンサルテーションチャートを使って現場感覚を身につけていくことが中心です。

このくらいになってくると、生徒さんたちの質問も超具体的になってきますね。

コンサルテーションチャートを知らない人のために簡単に解説しておきます。

クライアントが占星家の元を訪れたタイミングをチャートにしたのがコンサルテーションチャートです。ネイタルチャートは長編映画のようなものです。

性格や資質、陥りやすいパターンや人生の可能性を理解するといった長いタームで個人の人生を考えるのには適していますが、ひとつひとつの細かい出来事に焦点を合わせるのはあまり得意としていません。

コンサルテーションチャートは人生のある瞬間を写真のように切り取り、詳細を観察し、個人の「今」を深く解釈する手助けとなる手法です。

訪れたクライアントが何に悩み、何に関心を寄せ、本心はどこにあるのか、この先の相談内容の行く末はどうなるのかなど、クライアントの目の前の問題を理解するのに適しているのがコンサルテーションチャートです。

本講座では、天体のディグニティ等、古典的アプローチをしっかり学びつつ、実践的かつ的確に現場でのカウンセリングに活かす方法を身につけていきます。

最終的に、ネイタルチャートと照合し、双方のチャートに共通して表れている個人の問題点や陥りやすいパターン、そしてその解決法を見つけていくのがこの講座の目的となります。

コンサルテーションチャートの驚くべき効果と面白さを是非味わってください。

その他、コンサルテーションの心得なども、ちょいちょいお話しします。

かなり現場色が濃くなってきます。

また、私の気分でもやる内容が変わってきたりするかも。

今、このタイミングで見ておきたいこと(今だったら、アニマ/アニムスがお気に入り)、ちょっと前は夫婦のチャートを熱心に読んだりした。

【心理占星術上級講座】2時間×9回

★コンサルテーションチャートの読み方を学ぶ

★コンサルテーションチャートとネイタルチャートを組み合わせ、実践的な感覚を身につける

★ネイタルチャートだけを使って、時期やアドバイス方法を考える

★職業占星術読み

★心理学的要素を取り入れ、個人の問題を捉える

これで、私の一連の講座の終了。

お疲れさまでした!

ここからは、任意で研究生(すべての講座料は3000円になります)として月に1,2回、お勉強を続けていきます。

これからは、イベントとかの発表や心理占星術の技術向上の研究などもお手伝いしてもらえるよう、いろいろ企画していきたいと思っています。

あと、もらってもあんまりうれしくないかもしれませんが、卒業生には「nicoカード(nicosじゃないよ)」を発行することを計画中です。

まあ、遊び心のある楽しい学びの時間を作っていく予定。

今、学んでくれている生徒さんも、これから仲間に加わってくれる生徒さん(今週末は集中講座もありますね)も、いろいろアイデア募集中です。

みなさまの積極的な参加をお待ちしております。

ご意見はこちらまで!

どしどし送ってね!