心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

Dangerous Coldなニューヨークの朝に…

昨夜はマンハッタン在住のクライアントに誘われ、Sohoのギリシャ料理店へ行って来た。

居心地のいい気さくな店だったということもあり、また時差ぼけも伴い、彼女=Sと随分遅くまで話し込んだ。

美術の先生をしながら、栄養学の知識を活かした食育のセミナーなどを開いているアメリカ人の彼女との話は、アメリカの銃問題、日本のいじめ問題、アメリカの遺伝子組み換え食品の話題など多岐に渡った。

最近、仕事ばかりしていた私には、視野が広がるよい機会となった。

今、心理占星術をどう広めていこうか試行錯誤しているのだと話をしたら、アメリカは気軽に参加できる小さな集まりがたくさんあって、人が孤立しないようなシステムができていると教えてくれた。

「だから、nicoももっと気軽に参加できる会を作ればいいのよ。そんなに難しく考えないで」と言ってくれた。

アネモネ会なども、やるやる言ってなかなか開催できないでいる。

そこで生徒さんの素晴らしいアートセラピーもやりたいと思っているのに。

気軽に集まれる小さな会。

今年は、そういうのもたくさんやってみたい。

帰りのタクシーでクタクタになりながら、ぼんやり考えてみた。

しかし…NYは異常な寒さだ。

タクシーで耳にしたラジオで「デンジャラス・コールドな天気」と言っていた。

朝、6時ちょうどにぱっちり目を覚まし、コーヒーを手に街に出てみたが、3ブロックも歩くと吐きそうなほど寒い。

でも、とにかく無事着いた。

友達に写真をアップしてと頼まれたが、立ち止まるのも躊躇するほど寒いので、今日は一枚だけ。

こちらは、通勤の人たちが行き交うマディソンスクエアガーデン。

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日本人展をやっていて面白いよとSに勧められたから、これからMOMAでも行ってみようか。

その前に、心理占星術の進め方について、有益で温かい意見を書いてくれたNさんにお礼を言いたい。

彼女のおかげで、とてもいい案が思いつきそうだ。

ありがとうございます!

特別支援と占星術を結び付けて、こんなことを書いてくれた。

特別支援では、たとえ重度の障がいがあっても、その人を一人の人として尊重して向き合うという姿勢を大切にします。

そこでは「かわいそう」「助けてあげなければ」というような上から目線のような関係ではなく、ともに歩んでいくような対等な関係が必要です。

そして、その人の中からリソースを見つけ出し、それを生かしていく方法を考え出します。

その時も、支援する側が押し付けるのではなく、一緒に考えていきます。

そのためにも「相手から学ぶ」という姿勢を持っていなければなりません。

「障がい」ととらえず、「かたより」「こだわり」「ずれ」「アンバランス」としてとらえることで、リソースを見つけることも、その生かし方も見えてきます。

占う側が「当てる」にこだわると、この姿勢はあっという間に崩れてしまうことだろう。

占い師とお客さんが供依存の関係になることはよく聞く話だ。

Nさんは、こうも書いてくれた。

ホロスコープを読む講座はいろいろあると思うのですが、

コンサルテーションをどのように進めるか(伝え方や聴き方について)という講座は少ないように思います。

実際に人に対して占星術をする時にどのような姿勢でのぞむことが必要か、実際にどのように話を進めていくのか、

というようなカウンセリングで大切にされるような内容の講座があれば、心理占星術を危険な形ではなく、より良い形で広められるのかも・・・とも思います。

そうですね。

講座の中で伝えることはあるけれど、まだしっかりと形にはなっていない。

今年は、こういう講座を中心にやっていきたいと思っていたところだったので、Nさんの言葉により、気持ちに弾みがつきそうだ。

たくさんの方が協力してくれた年末のコンサルテーションを通して自分なりのロジックというか、方法論が形になりそうなイメージだ出来たので、もう少しでみなさんに紹介できると思う。

とりあえず今の私の目標は、この心理占星術という新しくとても有意義なツールが安全に、かつシンプルに現場で役立つよう伝えていくことだ。

非常に難しいのは承知の上だが、やってみたいと思っている。

また、Nさんのようなしっかりした考え方を持った方たちとも一緒に講座を開いてみたい。

日常の雑事を離れた今、その辺をじっくり考えられるかもしれない。

とりあえず、横尾忠則の絵を見つつ、アイデアを練ってくるとするか…