心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

蟹座の季節

FB上で高校時代の友達が、「水泳大会に挑戦してみたけど、タイムが思ったように伸びない。顧問の先生に、練習してもダメだなと言われたことを思い出す」と書いていた。

それを読んだ時、その時の光景がふとよみがえった。

夏のグラウンド。

彼女は長距離選手で、走ることが大好きで、でも期待に応えるような記録を出せずにいた。

その時、顧問の先生から先ほどの言葉をかけられ、彼女は「ハハハ」と笑顔で返し、その場の雰囲気むしろを明るくさせた。

その時の何とも言えない甘酸っぱい気分。

それを思い出した。

彼女はあさって誕生日を迎える。

今でも市民&ママさんランナーとして、駅伝チームを結成したり、そのユニフォームをデザインしたりと頑張っている。

そして、練習も走ることも大して好きでなかった私は、好きなものを大切にする彼女の生き方を、陰ながら応援している。

蟹座の彼女から、とても懐かしい記憶をプレゼントしてもらった。

講座中、よく太陽が通過中のサインの過ごし方の話をする。

魚座の季節は新しい季節の準備期間として、どんな未来を生きたいかといったビジョン作りをしましょう!というように。

蟹座の季節は、家族や親しい仲間と過ごす時間を多く持つというのもいいけれど、懐かしい記憶をたどってみるのもいい。

次の獅子座の「未来を創造する季節」「私を楽しみ喜ぶ季節」を前に、一度、立ち止まり、過去を振り返ってみるといい。

先日、文庫本の整理をしていた時、リチャード・バック著の「イリュージョン」が目に止まり、なんとなく走り読みをしてみた。

前回読んだのはいつだっただろうか…

横浜の港が見えるけど雨漏りのする、あのおんぼろの家に住んでいた時だろうか…

随分、昔の話だな…

と、すっかり回想に耽っているのに気がついた。

後からリチャード・バックのチャートを読みつつ、リチャード・バックが蟹座であることに妙に納得した。

または、昨日のカイロン講座でユングのチャートを使おうと、久しぶりにユングの自伝を読んでいたところ、例の蟹座の理想主義=水星・金星とセクスタイルの4ハウスの月に、改めて感動したりしてみた。

7月23日に、太陽は獅子座に入る。

季節はめぐり、めぐる。

あと少し、蟹座の季節を楽しもう。