心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ティルセミナー第1日目――天体は何もしない

今年で3度目となるティルセミナーが始まりました!

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第1日目は、ティルメソッドの真髄とも言える「分析に欠かせない12の鍵」。

1.半球の強調

2.太陽と月のブレンド

3.土星の逆行

4.月のノード軸

5.太陽と冥王星 月と冥王星 成長の緊張

6.ハウス支配星のネットワーク

7.ノーアスペクト

8.ミューチュアルレセプション

9.牡羊座ポイント アングルの重要性

10.太陽と月のミッドポイント

11.グランドトライン

12.理想主義

ティルメソッドを学んだ方にはお馴染みですが、改めてレクチャーを聞くと、やはりシンプルで美しい技法だということがわかります。

サクサクと進んでいくので、そのシンプルゆえに、初めての方には難しく感じられたかもしれません。

メソッドの背後には、長い時間をかけて洗練させていった知性やテクニックが隠されています。

それゆえ、私たちマスターコースの生徒でさえ、メソッドの美しさにいつも驚かされているのです。

そして、「天体は何もしない」という考え方。

「行うのは人である」と、ティルは何度も強調していた。

従来の占星術――天体やアスペクトを吉凶で読む――の価値観から離れ、人間中心の読み方を取り入れたティルの努力は計り知れない。

「数年前、冥王星のトランジットを体験しましたが、私はまだ生きているのですよ(彼は山羊座に太陽、水星を持っている)!と」ティル言う。

75歳にして、冥王星が「死」を意味するだけの天体ではないことを証明して見せたのだ。

年々、レクチャーもパワーアップしてるしね。

また、リロケーションの質問に対しても、意味深い発言をしていた。

どこに移ろうが、自分はついてまわるのです。

自分の努力なくしては、人は成長することはありません。

ということだ。

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セミナー終了後、新里さん、たりあさん、北原サビアンさん、シュガーさん、村上さなえさん、石塚氏、ユピテル氏と食事へ。

たりあさんと話をした時、「心理占星術は、気をつけないと供依存の関係を作ってしまうでしょう?」と言っていたのが胸に残った。

こころの扱い方ひとつで心理占星術は凶器にもなる。

それは、このブログにも書いたことがある。

だから、ティルは「毎月2冊は心理カウンセリングに関する本を読みなさい」と言うのだ。

いろいろな方から意見を聞かせてもらいながら、これからも心理占星術が良い方向に成長していくよう、私も努力をしていきたい。

このセミナーを通して、1年に1回会える人もいる。

南紀白浜から、夜行バスで来てくれた生徒さんもいた。

そして家族が病気で来られなかった方、奥様の出産で諦めた方もいた。

また、参加できる機会があることを祈っていてくださいね。

いろいろな方との出会いもあり、楽しく過ぎた第1日目でありました。

明日は、vocations。

どんな発見があるでしょうか。

お天気が心配だけど…