心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

かくれ師走に金星の話 満月も過ぎたことだし…

この業界には多いかもしれないけど、私は太陽サインが作る季節のリズムだけでなく、旧暦のリズムも意識している。

だからこの時期は、毎年、かくれ師走を楽しんでいる。

別に隠れる必要なんかないんだけど、やっぱり世間の人たちは、年越しには「よいお年を」、年明けには「あけましておめでとうございます」の習慣があるから、なんとなく、ひっそりやることにしている。

楽しんでいるといっても、何をするわけでもない。

ただ、旧正月から一年をスタートさせるぞ!という意識で1月を過ごしているだけだ。

今年の旧正月は2014年1月31日6:38。

昨日、旧暦2013年最後の満月が過ぎ、気分としては今年もありがとう。

なんとなく、閉じていく意識がある。

そんな時、生徒さんからある決意表明のメールをもらい、より「ゆく年くる年」を感じている。

「今」という時は、新しい未来に運ばれていく。

己の決意を信じ、頑張ってもらいたい。

心からそう思う。

金星の逆行も1月31日で終了。

キリがいいので、今年の旧正月は私の中では縁起がいい気がしている。

金星の逆行も、自分を振り返るよい機会になっている。

自分の存在価値をどう再構築するか。

自己をどう愛するか。

なかなか試される時期になっているね。

昨日、ある飲み会に参加した時、フランス文学の話になり、「私はマルグリット・デュラスに取りつかれてた時期があって…」と言ったら、某名門大学のフランス文学科卒の人に「あの人って一発屋でしょう」と返され、腰を抜かすほど驚いた。

ベトナムの生家にも行き、トゥルーヴィルの別荘(かつてプルーストの自宅だった)にも行き、墓参りにも行った私だが、デュラス狂と言われる人たちが世界中にいることを知っている。

その話を友人にしたら、「やっぱり”好き”な人間が一番強いんだよ」と言っていた。

そうだ。

好きなものがある。

それにかけた時間、情熱、思いが、私の歴史を、私の存在を支えている。

そういうものが私の中にある限り、私は大丈夫だと思わせてくれる。

それが金星だと実感する。

誰に頼まれたわけでもなく、好きで旅行し、好きで苦労して生家までたどり着き、心を震わす感動をした。

そういった出会いが、今の私を支えている。

デュラスを原文で読むことは最初の20ページで挫折したが、ディラスを愛した青春時代がある私のことが誇らしい。

デュラスを知らない人は多いけど、デュラスの蟹座・月の世界を私は、今の仕事を通して伝えることができている。

それで十分だ。

今度の日曜日に開催されるガムランの最終案内文を主催のサマンサさんがこんなふうに書いてくれた。

申し込みいただいた皆様、ありがとうございます。

バリ島は何かと神の島、癒しのリゾートというのんび〜〜りしたイメージがありますが、ガムランは常夏の島に相応しく熱く、煮えたぎっております。

実は体育会系のごとく燃える魂の音楽なのであります。

なのでご自分の太陽や火星、火のサインなどを意識しながら体験するとより一層メラメラと暖かくなるかもしれません。

遠慮せず、ガンガン叩いて寒さを吹き飛ばしに来てください!!!

サマンサさんは、ガムランをやって20年。

ほんと、好きじゃなくては、こんな楽しい文章は書けないなあと感動した。

誰でも皆、きっとそういうものがあると思う。

私を支えている「好き」なもの。

忘れてしまっているものもあるかもしれない。

せっかくだから、旧正月を機に、私もまた、私を支える「好き」に夢中になってみたいと思う。

それは、人から見たら大いに無駄なことかもしれないが、私にとっては重要な「存在の実感」となる。

いくつか金星候補があるから、それについて計画をたたてみようか。