心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

明日は大阪カイロン 実験的時期読みやります! テーマは「過去」

そう。

実験的な時期読みやります!

まだ、どこの講座でも披露していない初公開の概念&テクニック。

参加者の方々にどう伝わるのか…と、この1か月ずっと悩み続けていた。

正直、かなり真面目に頭を悩ませていた。

特に、この一週間はへとへとになるまで考えた。

トランジット、ソーラーアークセカンダリプログレス、時期を読む技法はいくつもある。

でも実際、それらを現場で使ってもイマイチしっくりこないことが多い。

占星術の技法には、そういうものが多いね。

昨日のミッドポイント講座でも、参加者の方から「今までミッドポイントって使えないと思っていたけど、やっとその面白さがわかった」と言ってくれた方がいましたが、私も同じ気持ちからミッドポイントの研究をしてきたわけで、このモヤモヤ感はみんな一緒なのではないかと思う。

私がピンとこないものは、きっとみんなもピンときていないはずだ。

占星術を学んでいてもそうなのだから、占星術を理解していない人になんて伝わるわけないよね。

明日の時期読みのテーマは「過去」。

アドラーは、大切なのは過去ではなく未来と公言しているが、私はどちらかというと「今」に光を当てるやり方を好んでいる。

ある時期からホロスコープ読みに加えて、コンサルテーションチャートやホラリーを用いることにしたのだが、「過去」はもちろん個人を理解するのに重要であることは間違いない。

そして、個人を理解するためには、彼/彼女の記憶に頼るしかないのだが、現場ではこの記憶の扱いがなかなか難しい。

個人の記憶は時系列に並べられるわけではないし、鑑定は事実を検証する場ではない。

占星術の現場は一回一回が勝負だし、心理療法の技術がない場合は、過去をあまり掘り下げすぎてしまうと、心の防衛を決壊させたり、逆に退行や依存を進ませてしまうこともある。

だから私は、極力安全な方法として、通常の講座では「今」の問題を解決する技法を推進している。

また、「何が起こったか」という現実的現実の過去より、内的現実(psychic reality)や仮想的目標を理解することのほうが、心理占星術的には重要である。

では、それをチャート上でどう判断するのか。

それを今回は、アドラー心理学をベースにして考えてみようと思っている。

最近、何人かの生徒さんに、「最近、アドラー心理学流行っていますね」と言われたが、そうなんだね。

アドラー心理学は、トラウマとか無意識とかそういった見えないものを扱わないので、非常に私の心理占星術の現場と相性がいい。

そして、アドラー心理学の先生が「ユング派の人に、アドラー心理学は単純だけど、ちゃんと人を治せるんだね、と感心された」と笑いながら話していたけど、そのシンプルな理論が売りなのだ。

まあ、シンプルなものほど難しいものはないんだけどね。

とにかく、明日の時期読みは、私にとってかなりチャレンジングな本邦初公開の内容をお届けします。

3重円とか、通常の読み方は、一応さらっと触れます。

ライフサイクルなどもやります。

そして、今回は東京からプロジェクター持参で行きます。

参加型の講義にしていきたいと思っているので、参加者のみなさん、どうぞよろしくお願いします!

そしてもうひとつの講座、心理占星術基礎講座もありますね。

基礎講座は、いつやっても学びが多い。

新しい人たちと、新しい空気の中で基礎講座を作っていけたらと思っています!

こちらもどうぞよろしくお願いします!

■現場でのカウンセリングに役立つ心理占星術 時期読み講座

大阪校:2014年4月27日(日)スタート第4日曜日 13:30~16:30

個人の成長を考える上で、時間の流れを考えるのは非常に有効です。占星術の時期読みの技術には、トランジット、セカンダリプログレス、ソーラーアークとありますが、「何年勉強しても、時期読みに自信が持てない」という方が多いのが現状です。個人の状況に合わせて時期を読むためには、当てることを目的とするのではなく、個人の成長に合わせたチャート読みをしていく必要がります。本講座では、カウンセリングを目的とした、クライアントの信頼を得るための時期読みを学習していきます。過去、現在、未来といった時系列を考え、過去(所属感覚、愛着欲求、社会的適応等の個人の成長のパターン)、現在(その問題はどこにつながっているのか)、未来(どこを目指して成長していくべきか)を考える手がかりを見つけていきます。心理学的要素もたくさん学ぶ予定です。

第1回:過去の成長のパターンを理解する――天体の発達年齢域と心理学との関連 個人を動かす要因としての過去の出来事

第2回:現在の問題にしっかりフォーカスする――トランジットから考える個人の“今”と問題解決の方略

第3回:未来を発展的に生きるためには――個人の成長の可能性と様々な占星術のテクニックを使ったタイミングの見つけ方

■プロ養成 心理占星術基礎講座 全6回

大阪校:2014年4月27日(日)スタート毎月第4日曜日 10:30~12:30

1.10天体の心理的象徴の理解

天体の公転周期、発達年齢域から考える人間の成長のステップ、そして各々の天体の心理的背景を学習していきます。金星&火星の本能的欲求とは? 月期から水星期、金星期から太陽期への成長の難しさ。トランスサタニアンは時代の心理を読み解く鍵。

2.12サインの分類によるホロスコープの構造の理解

12サインの分類(2区分、3区分、4区分)から見えてくる、マンダラのようなホロスコープの構造を学習します。2区分から考える自然のサイクルとは? 4つのエレメントの洞察から得られる経験のサイクルとは?

3.ホロスコープから考えるアスペクトの理解

多くの学習者が難しく感じられるアスペクト心理的に考え、センテンスで表現していけるよう学びます。サイン同士の関係やハーモニクスを用いて、アスペクトを徹底的に理解していきます。

4.ハウスの分類によるホロスコープの構造の理解

12サインの分類と同じように、ハウスにもある決まった構造があります。ハウスとは、生まれた時間と場所によって導かれる、より個人的なテーマを示すものです。半球の強調、3つのグランドクロスから、個人の心理的なパターンの構造を学習します。

詳しくはカイロン大阪校まで!