心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

ホロスコープから見た、3つの人称の視点

ベランダのホワイトセージをたくさん収穫したので、昨日、生徒さんにおすそ分けした。

次から次に芽を出し、すくすく成長してくれている。

取れたてなので、市販のものより香りがフレッシュで、毎日、数枚摘んでは、もくもく焚いている。

また収穫したら、差し上げますね。

占星術の面白さ、実用性はいろいろあるけど、やはり一番は「3つの人称の視点」を持つことができるというところだろう。

一人称は、主観的な「私」。

二人称は、主観的な「私たち」。

このふたつは、基本的に内面的な視点を持っている。

そして三人称は、外的、客観的な「それ」。

占星術の現場は、相手の体験に浸るという一人称でもなければ、共感的関係性に安住する二人称でもなければ、客観的事実を並べるだけでもない。

クライアントがホロスコープを初めて見た時の表情はとても印象的だ。

「これが私のホロスコープなのですね。こっち側に偏っていて、これはぽつんと放っておかれているみたいで…」といったように、象徴に対する、何か主観的な内的世界が形成され、もうひとつの「私」との遭遇が直観的に行われる。

これが一人称の視点だ。

また、先日の鑑定もそうだったが、家族全員のチャートを並べた時、ばらばらだと思っていた家族との間に不思議な絆、一体感を見出すことがある。

「夫も子供たちも、実は私たちは同じテーマを持っているのですね」ということだ。

「私」の視点に広がりがもたらさせる。

そして鑑定が進んでいくと、より客観的で冷静な視点が生まれてくる。

「それ(任意の天体)は、ずっと私のパターンを作っていたということですね」「では、それの調整ができれば、もう少し会社での人間関係がうまくいくのですね」ということだ。

自分を冷静に分析し、問題点を自分で把握できる、これが三人称の視点だ。

先日のカイロン講座では、過去・現在・未来、どの時間的意識に偏っているかで個人の時間的連続性の調整が可能になるという話をしたけれど、人称の意識も人それぞれの調整が必要になる。

例えば、個(牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座)のパースペクティブなら、一人称への偏りがあるかもしれない。

その場合は、人称を三人称に変化させ、少しでも視点の広がりを作りといいかもしれない。

また例えば、全体(射手座、山羊座水瓶座魚座)の場合、3人称への偏りが考えられる。

その場合は、一人称の視点で一人称で自分を語ってもらうことをやってもらうといい。

これはホロスコープを使用したひとつの分析だ。

これだけですべてを語れるわけではないが、コンサルテーションの方向性として役立ててみることができるだろう。

この辺も、またホロスコープ分析の勉強会でやっていきましょう。

しかし、ホロスコープ

いろいろな使い方ができて本当に面白いね。