心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

明日の19時はアネモネ砂曼荼羅! たましいの世話について

河合隼雄氏は、著書の中で「たましい」について、こう記している。

自分のこころの奥深くに存在していながら現代人がその存在に気づいていないもの、あるいは、忘れ去っているもの、それは「たましい」なのではなかろうか。古代においては、いろんな文化のなかで、人間はたましいの存在を知っていた。古代人はたのしいの存在を疑うことなく、その存在を前提とするコスモロジー宇宙論)をもっていたのである。

たましいは人間にとって厄介なものでもあった。それは確かに人間の意識生活を狂わせ、混乱させるものであった。人間は、できるかぎり、たましいなどというものに影響されず、意識的努力によって合理的な生活を営もうと努力してきた。

そして、現代に至って、われわれは、もうたましいの存在などを忘れてしまうほどに、その意識の世界を拡大したのである。

河合氏は言う。

たましいは、「われわれが一生をかけてつくるものであり、不思議なことに、たましいを傷つけることによって財産がつくられたりすることもあり」、それはなかなか困難なものなのである。

現代人のたましいは極度に汚染にさらされている。

現実にとらわれすぎて、いつでもうっかり、私たちは、たましいのことが見えなくなる。

たましいから離れすぎてしまわないよう、時に、私たちは、その世話をするべきだろう。

子供のように開かれた態度を持っていてこそ、たましいの言葉に気づくことができると河合氏は説く。

新約聖書マタイ伝第18章の「心を入れ替えて子供のようにならなければ、決して天の国に入ることはできない」ということだ。

曼荼羅の参加者の方から、こんな言葉をいただいた。

子供は壊れることを考えずに砂でいろいろ創って遊んで、次々新しいものを創りますが、大人もそういう気持ちで物事に接すれば執着して苦しむこともなくなるのかもしれませんね。

本当にそうですね。

曼荼羅

子供のように乞われることを恐れず、開かれたこころで作業を行いつつ、一時、現実のことを忘れ、たましいの世話のための時を過ごせたらいいなと思っています。

明日は、数人でひとつの曼荼羅を仕上げていく予定です。

きっと、素晴らしい体験ができるのではと今から楽しみです。

参加者の皆さん、そして講師の麻理さん、明日はどうぞよろしくお願いします。

「砂絵マンダラ」

砂絵マンダラは、つくっていくのも大変ですが、最後には、壊して水に流すという工程こそが修行と言われています。

クリエイトするエネルギーは、素晴らしいことだと思いますが、同じくらい、なくしていくエネルギーも大切なんじゃないかと思います。

アートの中で断捨離できる砂絵マンダラ。

たぶん砂絵マンダラを体験してみることで、カウンセリングにおいても、また日常生活においても、言葉で手放したいと言い続けるより、手放す感覚を体験するのは、きっと百聞は一見に如かずの効果も期待できるのではないかとも思います。

今回は、4つの季節のマンダラぬりえカレンダー、発売記念ワークとして、カレンダーの四種の図案のほかにも、季節感のある図案もご用意します。

その中から、一枚、選んでいただきます。

いつもの画材ではなく、色砂で仕上げた作品は、いまの、あなたの宇宙観が表れます。

しばし、フォーカシングの手法で、自己対話していただいたら…、手放しの体験をしていただきます。

【砂絵マンダラで断捨離!の巻】

■講師:アートセラピスト麻理さん

■日時:10月15日(水)19時~21時 延長アリ)

■場所:北参道 心理占星術研究所 

■金額:1,300円(砂絵の材料費が300円かかります)

■お申込みはこちらから

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