大阪の皆様、明日はよろしくお願いします。
実践読み講座は、前回に引き続き、チャート全体から個人の大まかな印象をつかむ練習をします。
このパートは、私の心理占星術読みの軸となるので、明日もじっくり勉強していきましょう。
サインもアスペクトも読まず、チャートの持つ特徴から個人の印象をつかむなんてね。
慣れないと戸惑うことも多いかもしれませんが、「あなたは○○な人ですね」から脱却するには、この訓練はとても役に立ちます。
コツは、「どのような質問が有効に働くのか」を考えながら読み進めていくということです。
実は、心理占星術の実践読みは、それが一番大事で、一番難しいと言えます。
相手の心にアプローチするのに有効な質問、そしてホロスコープ分析とは何か。
実践読みは、そういったことを学ぶものだと考えてもらえると、きっとたくさんの知識を得てもらえるのではないかと思います。
そして、午後は実践を意識したコンサルテーションチャート講座。
コンサルテーションチャートは、ホラリーチャート、デカンビチュアーチャートと同様、古典的な技法を用いて、クライアントの「今」を呼んでいくものです。
クライアントが、今どのような状態にいるのか。
何を解決すべき時なのか。
本当な何に不安を感じ、心を痛めているのか。
それを知るためのツールです。
私の通常講座では、コンサルテーションチャート&ホラリーは上級講座で勉強するのですが、基礎、中級・実践読みを経て、この上級講座で「ようやく、少しだけ占星術を理解できたような気がする」という感想を聞くことが多いです。
古典を学ぶということは、占星術の本質に触れるということ。
先日、アネモネの会の「アーユルベーダの巻」でも感じましたが、何千年の歴史を持つ学問の意味は、「故きを温ねて新しきを知る」にあるのかもしれません。
前回は、エッセンシャルディグニティを用いつつ、またはレセプション関係で相性を読むというのをやりました。
今回は、アクシデンタルディグニティから読む、クライアントの「今」です。
それを知るには、トランジット読みにも慣れないといけません。
今夜は射手座の0度で新月。
蠍座の水星、土星、太陽を経て、射手座の月を体験するというのは、個人にとってどのような体験になるのか。
水星が土星にアプライ、セパレートする体験とはどのようなものなのか。
今のトランジット図を使いなら、そんな話もしてみようと思います。
明日も充実の講座をお届け!
皆さん、明日もお楽しみに!