心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

誰のための選挙かわからないまま…

期日前投票に行ってきた。

選挙権を無駄にしないため。

ここ最近は、そんな消極的な理由で投票に行く選挙も多かった。

それでも、どこかに期待がある。

誇りに思えるような国にしたい。

そんな期待がある。

自分たちの国を諦めたくないと思う。

けれど最近は、その思いにも自信が持てない時がある。

先日、アネモネの会で「来年はどのような年にしたいか」という質問に対し、Sちゃんが「来年は、落ち着いた気持ちで暮らしたい。安心して暮らしたいですよ」と言った。

それがずっと頭から離れない。

どれだけの人が、このように感じているだろうか。

この不安定な時代の中、どれだけの人が安心できる暮らしを望んでいるだろう。

2009年7月21日の衆議院解散、同年8月30日の民主党が戦後最多の308議席を獲得した。

誰もが新しい時代のために変化を望んだが、それはやがて失望へと変わり、3.11、原発問題、尖閣竹島問題、景気悪化と一気に時代は暗い様相を帯び始めた。

占星術的には、2009年7月22日の21世紀最長の日蝕(このブログでもよく登場したね)が、時代の変わり目としてのトリガーになったと考えられている。

その後、天王星冥王星土星などのアスペクトを経て、今に至るということだ。

随分、時代に翻弄され、不安になったり、腹立てたり、憤ったりしてきたね。

だから、Sちゃんの言葉、「来年は、落ち着いた気持ちで暮らしたい。安心して暮らしたいですよ」は、よくわかる。

きっと、日本国民、皆、同じ気持ちだろうと思う。

もう変化を求められるのはつらいよね。

だから、この選挙が誰のためのものなのかがわからないのだ。

こんな年末の時期に選挙なんかして、国民の不安をあおってんじゃねえ!と思ったりもする。

どの政党も、大した成長戦略もないくせに。

が、天体配置では、政治が落ち着くにはもう少しかかる。

安定したシステムが定着し、未来にとってふさわしい法案が生まれるためには、あと3,4年はかかるのではないかと思う。

消費税や福祉、雇用や教育などもそう。

だから、もう少し不安な時期は続くと思うけれど、国を諦めず、人を諦めず、自分を諦めず、気持ちを強く持ってほしい。

Sちゃん、頑張ろうね。