心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

明日はカイロン東京 基礎講座は最終回です。

カイロン東京の心理占星術基礎講座に参加の皆さま。

4時間という長丁場の講座でしたが、皆さん、目をキラキラさせ、楽しそうに講座に参加してくれてありがとうございます!

過ぎてしまえば、あっという間の3か月。

まだまだ学びたいこともたくさんあると思いますが、明日で土台作りはおしまい。

最後の講義では、アスペクト&ハウスの構造をしっかり学んでいきたいと思います。

基礎講座というのは概念しか学べませんが、明日は少しだけ実践の要素も取り入れながら講義をする予定。

心理占星術の心に沿った解釈の仕方を、皆さんに少しでも体験してもらえたらと思っています。

で、今回学んだ基礎的な面を、次は実践的な練習を積み重ねながら、自分の技術として定着していくのがベストです。

ということで、1月17日(土)からは実践読み講座を行います。

皆さん、引き続き、どうぞよろしくお願いします!

皆さんにお会いするのを楽しみにしてます。

★心理占星術ホロスコープリーディング講座 全3回

実践読み講座では、ホロスコープを個人の人生体験や問題に沿ったリーディングをすることを目標としていきます。カウンセリングやセラピーの醍醐味が味わえる非常に面白い講義です。また、心理占星術は、自分のこころの成長とともに学びを深めていくものです。実践的リーディングの力をつけながら、自分自身としっかり向き合える講座でもあります。

●第1回 心理占星術ホロスコープリーディング 入門

ホロスコープの全体像を理解し、個人の輪郭を捉える

最初はアスペクトは読まず、半球の偏り、太陽と月の配置、ASCのディスポジター等から、個人の発達の特徴を考えます。基礎的知識が身についていれば、これだけで十分、個人に寄り添ったリーディングができます。

アスペクトの整理をし、個人の成長過程、問題点、未来の可能性を考える

nicoの心理占星術では、アスペクトは個人の成長過程と、それによりパターン化された個人の人生に対する印象が描かれていると考えます。つまり、同じアスペクトを持っている人でも、その使い方は人それぞれ異なるのです。天体の組み合わせを考えることで、個人がどのような物語を体験したのか、それにより、個人は体験をどのようにパターン化しているのかを理解します。天体の印象を書き換えることで、個人の人生をよりよい方向に導くことになるのです。

●第2回 心理占星術ホロスコープリーディング 応用

心理的防衛、ハウスのネットワークから成長の葛藤、個人の心理的背景を理解する

心理占星術の醍醐味が学べる回です。ホロスコープの象徴から、防衛メカニズム(防衛機制:不快な感情、気持ち、体験の影響を弱めたり、体験そのものを避けたりすることによって、心理的に安定した状態を保つために発生する心理的な作用)を分析します。

②ハウスのネットワークを考えることによって、個人の成長の問題がどのような発達過程から生まれたものなのか、それをどう解決していけばよいのかを考えていきます。

●第3回 心理占星術的時期読み 時代を読むことで、「今を生きる」コツを理解する

①トランジット図は、未来を生きる地図

トランジットとは、時代意識です。占星術の重要な視点、マクロコスモス(大宇宙=社会)とミクロコスモス(小宇宙=個人)を考えるには、トランジットを読みこなすことが何よりも大切です。実際、「今」どのようなことが社会で起こっているのか、それは個人にどのような影響を与えるのか。

心理学者の河合速雄氏の「個人それぞれの傷は、文化の傷、社会の傷、時代の傷とつながっている」という言葉どおり、トランジットの象徴を理解することで、個人の問題とそれに伴う痛み、未来の可能性を知ることができるのです。ここでは、主に外惑星=トランスサタニアンと土星のトランジットの影響を考えていきます。

②三重円(ソーラーアークプログレス)から、個人の人生の流れを考える

三重円が苦手という声が良く聞かれますが、それはチャート上の情報が一気に増えてしまうからです。ここでは、三重円のどの象徴を中心に読んでいくのか。どこを重要な視点としてピックアップするのかというのを学んでいきます。その上で、個人の成長の方向を考えていきます。