心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

「私」から意識が離れないように 骨とか土星とかの話

ニュースを見ていると、やり場のない感情に襲われる。

その残酷さに圧倒され、うまく情報が処理できないこともある。

痛みを感じないようにふるまうと、靄の中をさまよっているような感覚がより増していく。

底の見えない海に恐る恐る入水する。

いつ、足がつかなくなるのだろう。

私はちゃんと立っていられるだろうか。

このように、私の現実感覚=土星が惑わされている。

月、太陽のトランスレーションが、私を海に引っ張り込もうとしているかのようだ。

しっかりしなくては。

「私」から意識が離れないようにしなくては。

魚座の季節、季節の変わり目は、いつも心身が揺れる。

「土日は活力気力のガス切れ状態で籠り状態でした」と報告をしてくれたMさんが、今日、失われた週末を取り戻すべく、ヨガに行ってきますとメールをくれた。

ほんとそう。

こんな時は、確かな感覚を持てる活動をするしかないね。

身体を動かしたり、丁寧に食事を作ったり、

私の場合、手書きで文字を書くことが現実との結びつきを保つ活動かもしれない。

身体で考えた場合、単純な象徴として、軸となる骨と境界線となる皮膚が土星の象徴となる。

人間の体には200個以上の骨があり、体を支えたり、臓器を守ったりする役割を果たしている。

また、骨には血液をつくるという重要な働きもある。

骨の空洞部、骨髄内(または胸骨、脊椎、肋骨、骨盤)の 造血細胞によって血液が生成されているということから、骨は、体の中でも活発に代謝が行われている場所のひとつだと考えられる。

骨折の治癒は骨膜の血流によるものであり、皮膚の再生も同じシステムである。

つまり、内的環境と外的環境、双方の環境の生成をするのが土星というわけだ。

では、その土星を健全に保つにはどうしたらいいのだろうか。

土星を健全に働かせる方法として、まず私は、太陽を浴びることがおすすめしたい。

紫外線を浴びることで、カルシウムやリンの吸収を助け、丈夫な骨や歯をつくる働きのあるビタミンDを合成することができる。

つまり、皮膚から太陽の光を取り込むことによって、健康な骨を育むことができるということだ。

火エレメントと地エレメントは補完関係にあるわけだから、非常に納得がいくね。

そして、よく知られているとおり、太陽はセロトニンの分泌を正常に保つ。

つまり、金星の働きにも貢献するということだ。

これも火エレメントと地エレメントの補完だね。

そして何より、骨を鍛えるためには、ある程度ストレスをかけることが必須となる(宇宙飛行士の骨が退化する話ね)。

骨は圧力を受けるほど太くなり、逆に負荷が減ると細くなっていくという性質なので、MC軸じゃないけど、重力に逆らい、しっかり直立し、しっかり負荷をかけなくてはならない。

じゃないと、「私」の軸は、どんどん細っこくなってしまう。

オイリュトミーも太極拳も、「背骨に意識を保つ」ということを言われることがあるが、自立≒自律は、自身の自然な成長の道のりなのだろう(ちなみに、背中は太陽の支配だね)。

だから、ストレスを恐れず、チャレンジし続けること。

それが、「私」から意識が離れないよう、現実を生きるということなるのかもしれない。