心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

惑星は、それぞれ独特の個性を持つという点で…

images_20150310013340f24.jpg生命体に似ていて、それゆえ歴史学に似た分析手法によって理解しなければならない。化学式に登場する分子のようなものとは違うのだ。

とは、アメリカの古生物学者ティーヴン・ジェイ・グールドの言葉。

日曜日から、「上級・プロ養成講座」がスタートした。

基礎から始まる私の一連の講座は、この講座で卒業となる。

「上級・プロ養成講座」の最初の講義は、「コンサルテーションチャート×ネイタルチャート」、夢のコラボレーション」だ。

私の講座に出てくれた方にはおなじみの、本当に文字通り、占星術の面白さてんこ盛りの”夢のコラボレーション”を学ぶことになる。

先々週の勉強会でも、生徒さんが持ち込んでくれた「コンサルテーションチャート&ネイタルチャート」を使い、久々にきっちり、この無敵の組み合わせの面白さを味わってもらったけど、何度やっても、やっぱり面白いね。

もう私なんて、このふたつのチャートを使わないと鑑定できないほどだ。

上級講座は、その後、ホラリー、ミッドポイント、職業占星術と続く。

つまり上級講座は、ネイタルチャートから離れ、生きた天体の象徴を学ぶことになる。

ネイタルチャートのように刻印された盤としてではなく、人格を持ち、物語を持ち、未来を生きる天体の象徴をそれぞれの講義から学ぶのだ。

という理由で、コンサルテーションチャート&ネイタルチャート、このふたつのチャートを重ねてみると、人物像が立体になるのがわかる。

ネイタルチャートだけでは見えない、もうひとつの「個人の人格」が浮かび上がってくるのだ。

仕事のできる大人の男性、手放すことを恐れる中年女性の像、人に尽くしすぎるという理由で人との関係を恐れる30歳の女性…

生き生きとした天体の象徴を読んでいると、冒頭に書いたスティーヴン・ジェイ・グールドの言葉が頭をかすめるわけだ。

先日の講座での生徒さんの言葉、「本当に占星術は象徴を読むものだったのですね」が印象的だった。

ネイタルチャートを読むだけでは、行き詰る時がある。

金星は恋愛、火星は怒り、土星は試練や忍耐…ばかりでは、解決の糸口は見つからない。

マンネリの視点から離れ、生きた天体の象徴をつかむこと。

それこそ、占星術の醍醐味だ。

だからこそ、古典を読む時もディグニティの得点に気を取られる必要はない。

それもスティーヴン・ジェイ・グールドの言葉通りだ。

数式だけではわからない、天体の個性をニュアンスで感じ取る必要がある。

もし「古典&心理占星術の夢のコラボレーションを学んでみたい!」という方がいましたら、5月3日(日)10:00~17:00に集中講座をやる予定ですので、こちらのほうに参加してもらってもいいですね。

数名受講が決まっているので、もしかしたら、ひとり、ふたりしか募集できないかもしれませんが…

お問い合わせはこちらから。

上級講座の生徒さん。

来月は、ホラリーチャートやります。

ネイタルチャートとのミラクルな組み合わせも、しっかり学んでもらいます。

楽しみにしていてください。