心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

自分の中の他者の出現――”関係性”のアートワークを終えて

アートセラピー講座ご参加の皆さま、お疲れ様でした!

そして、麻理さん。

内容盛りだくさん、大盤振る舞い、毎回、発見の多いワークショップありがとうございます。

今回は関係性のワークショップ。

占星術パースペクティブでは、獅子座から蠍座までの領域。

ここは、古典による”バイアコンバスタ”なる「焼失の道」―――天秤座15度から蠍座の15度を通過しなくてはならない、私たちにとって、一番チャレンジングなサイン、成長の領域でもあります。

ホロスコープでは、上に上昇する様子を見ることができます。

麻理さんの資料によると、

自分が表現したものに、他者の目と価値観のフィルターをかけることは可能性の広がりでもあり、また、個性の減失でもあります。

そのワークは、他人という他者との対立のようであり、そのじつ、自分自身の中の最初の「他者」の出現でもあります。

とあります。

他者との出会いというのは不思議なもので、いつだって、自分のこころに深く働きかけてくる機会となったりすることが多い。

相手に対する行為も、相手に対する恐れも、すべて私のこころが拾い集める体験である。”

同じ相手、同じ内容であっても、人はそれぞれ自分のこころがテーマにしていることを拾う。

だから、自分のこころを知らないと、うっかり相手に問題があるように感じることがある。

昨日のトランジット&タロット勉強会では、ある出来事を通して、自分の「知らないことに対する不安」があぶり出されたという話題になったけど、まさにそれですね。

時に、箸にも棒にも掛からないような関係性もあるけれど、その時は速やかにこころを守ればいい。

もちろん、今回の麻理さんのワーク「私の夢、私の大切なもの――あなたの夢は私の夢」のように、自分の中に既に存在している無自覚であった可能性を引き出される体験につながることもある。

こちらはどんなワークだったかというと、まず「自分の夢、私の大切なもの」というテーマで自由画を描き、相手をお互いの絵を交換して、それに好き勝手手を加えていくというもの。

そうすると、自分では気づかなった可能性が見えてくるというわけだが…

驚くべきシンクロニシティ、ありましたね。

観たばかりの船旅のTV番組と、お友達から聞かされた船旅の話。

無自覚だった夢が、相手によって引き出され、驚く姿が印象的でした。

なぜ、シンクロニシティが起こるのかというと、「私が描いた絵からインスパイアされて、相手は、その絵を描かされている」からということ。

これも関係性では、往々にしてありますね。

こうありたい、こうしてほしい、その強い思いが自由画に投影され、それを相手が感じ取って、絵にしてくれる。

ポジティブなものではなく、ネガティブなシンクロニシティもある。

弱者と強者の関係もそうだ。

被害者として存在したいと望めば、加害者のような存在が現れる。

おとといのブログに書いた通り。

結局、私のこころの欲求に気づかなければ、他者との関係性は調整できないのだ。

それが、パースペクティブ最後の水エレメント=蠍座の仕事となる。

私は、何を望んでいるのだろう。

それを描くことで確認してみよう。

自分で描けないものは、人の手を借りてみよう。

それが、今回のアートセラピー講座の目玉となりました。

ペアによる素敵な作品が出揃いました。

ちゃんと太陽を抱えたマーメイド、宇宙と死生観、富士山と三なすび、12サインとくまちゃんスーパーマン

皆さん、それぞれの夢、育っていくといいね。

オレンジのサンダル、とかね。

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楽しい時間もあっという間。

麻理さんのアートセラピー講座も次回で最後になります。

名残惜しいですね~

最後は、全体のパースペクティブ

全体を見る”眼=ビジョン”としてい位置する射手座=木星からスタートする領域。

自我からも関係性からも離れ、これらのサインは一体何を目指しているのか。

アートワークを通して、自分の中にこのパースペクティブを取り入れてみましょう。

麻理さん、どうぞよろしくお願いします。

私のミスにより、開催が11月18日になりました。

すみません。

では、最後まで楽しくワークやりましょう!