心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

「変化への期待」と「維持への執着」に揺れながら…

火エレメントは、未知の可能性に対する憧れを示す。

一方で、地エレメントは、維持の力を教えてくれる。

変化への期待もあるけれど、現状を維持したい思いもあるのだ。

変化に対応するためには、強い意志と決心が必要だが、寒さが身に染みる季節は、変化に対応するほどのエネルギーが出ない。

太陽は低く、星は高い。

このまま、そっと春を迎えさせてほしいのに、そうもいかない。

人の死はつらいし、不幸な事件は重いし、人々の意見は痛いし、どこか優しく、静かな場所へと逃げ込みたいけれど、毎日、ちゃんと生きていかなければならない。

今ほど、このブログに何度も書いた、河合隼雄氏の言葉がしっくりくることはない。

個人のそれぞれの傷は、文化の傷、社会の傷、時代の傷とつながっている。ある個人が、なぜ自分はこのような不幸や苦しみに遭うのだろうと嘆いたり、不可解に思ったしているとき、それは「文化の病」「時代の病」を引き受けているのだと思うと、了解されやすい。

土曜日に、珍しく、クライアントさんの悲しみにはまり込んでしまった。

それは、いつか私が体験したことのある悲しみでもあり、また、今、どこかで誰かが体験している悲しみでもあった。

そこからなかなか抜け出せずにいる。

今日、大阪のSさんからメールをもらった。

「NO MUSIC NO LIFE。ひとつの時代が終わりを告げようとしてますね。ジャクソンブラウン長生きしてね」

ほんとです。

でも、やはり、勇気を持って変化に向かっていかなければならないと思う。

実際、維持に見えるようで、物語はつねに変化し続けているのだ。

同じであるように見えても、一度起こった変化への兆しは止めることはできない。

だから、時代の流れに抵抗せず、環境に適応し、こころを柔らかにし、自己と未来を信頼する。

それが、柔軟サイン、射手座・土星の目標となるはずだ。

そういった意味で、台湾総統選での民進党勝利は印象的だった。

新時代の到来となるか。

必要なところには、こうして新しい変化がやってくるのだ。

先日、仲間たちとカードゲームでおなかを抱えるほど笑った。

こんなに笑うのは久しぶりと言っていたけど、

人生を楽しむことを恐れないように。

楽しむことに罪悪感を感じないように。

人生は苦行ではなく、創造=新しいものを自分から作り出すことへの喜びにある。

だから、新しい未来に顔を向けてみてもいい。

それが、水瓶座・太陽へと向かうエネルギーとなる。