その前に、週末の模様。
勉強会のあと、みんなで千鳥ヶ淵&中華街へ。
人ごみと食べ疲れで最後はすっかりへとへとになりましたが、これも楽しい思い出だね。
次こそ、横浜ドライブね。
横浜に向かう道中、水煮さんと水星の働きについて語り合い、なかなか面白い洞察やらアイデアが出ました。
3月の勉強会は、主に「水星の働きを整える」として、心から、身体から、またはシステムから、水星の機能について考えてみようというのをやりました。
天体は単独で動いているのではない、むしろ、ディスポジターの流れや、エレメントまたは太陽系のシステムに準じて動いているのではないか?
占星術を勉強している人たちの会話の中で、「私の月は○○サインだから寂しがりだ」とか「水星がノーアスペクトだから人の話を聞かない」といった話をよく聞きますが、それって本当にそうなのだろうか。
サインのイメージ(しかも固定観念)に引っ張られてしまって、ホロスコープを流れている単純なエネルギーの流れを無視してしまってはいないだろうか。
牡羊座の太陽を動かすシステムとして、火星や木星はどうなっているか。
天体の配置は、牡羊座の太陽にとってサポーティブな働きになっているか。
太陽を取り巻くエネルギーは、いったどのように循環しているか。
そこを理解することなしには、ホロスコープの個性なんて語れないはずだ。
心理占星術は、ホロスコープの持ち主の個性を発見するためのものと考えたら、単純なサイン読みだけでは物足りなくなるだろう。
時計のムーブメントのように、占星術の基本的構造、基本的なシステムの働きというのがあってこその、一人一人のホロスコープ。
そんなふうに考えられると面白い。
私がホロスコープを実践的に読むことを進めている理由は、そこにある。
「○○サインはこんな人」ではなく、ディスポジターの流れの中に個性というドラマが潜んでいることに気づいたとき、初めて、ホロスコープが生気を放つ。
または、時計が遅れ始めたらオーバーホールに出すように、水星がうまく働いていないと心身が感じたとき、ホロスコープを分解して、システムを組み直すことでようやく性能を調整することができるはずなのだ。
土曜日の勉強会でのレクティファイの作業を思い出してみてください。
一度、バラバラに分解し、アスペクト、サインなどを整理し、ハウスのカスプの働きまで整えていく。
ASCのサインを限定することなく、とにかく、全体のエネルギーが矛盾なく働く様子を理解するまで丁寧に追いかけていく。
そうすることで、オーバーホール後の時計のように、ホロスコープが息を吹き返すわけだ。
水煮さんのアーティストの表現とASCからのディスポジターの流れの話、あれ、私にはかなりの発見でした。
今度、ラボでやってみようか。
水星のディスポジターもね。