心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

椎羅先生登場!nicoPla,net 水星=開いた個性という考え方

まるおかさんの記事が大好評。

続きが気になるという声続々。

私も一読者として、続きを楽しみに待っている。

日本を代表する紫微斗数の研究家、椎羅先生の記事をアップしました。

椎羅先生「占星術にしひがし」

椎羅先生は紫微斗数の研究だけでなく、東洋占術を代表する先生方と「占い業界の第一人者が語る研究評論雑誌・占術夜話」という季刊誌も出版されていて、東洋占術の新しい在り方を様々な形で普及させることに尽力を注いでいる。

これまで占術業界は、どちらかというと閉じた世界という印象が強く、「選ばれしものしか学べない」「金持ちしか学べない」みたいな占術も数多く存在していた。

秘伝の技を取得したかったら、一式100万円の書籍を買わないと習えない、そんな話もよく聞いた。

それが爆発的なネットやSNSの蔓延により、そうも言っていられない状況へと変化した。

情報はあふれにあふれ、しかもそれは簡単に、そして無料で手に入れることができ、占術業界の敷居はぐっと下がった。

一般の人でも新月満月の効能を理解しているし、、自分の太陽サインがどんな特徴を持っているか――プライドが高いとか、おいしいものが好きだとか――知っているし、木星が乙女座にいるから今年はツイているということを話題にしたりしている。

そんなこんなでセミプロのような人も増え、格安な講座もあふれ、商売あがったりだなと思う反面、風エレメントの時代、つまりシェアリングの時代に本格的に突入したのだなという実感を強く感じる。

情報でも技術でも、誰かの専売特許の時代は終わったのだ。

独り勝ちはできない。

知性や情報の力、工夫の力、フットワークの良さ、そういったものを持つものが力を発揮する時代になった。

今後は、みんなで市場をシャアできるよう工夫をしなければ、共倒れすることもあるだろう。

どの業界もそうだが、市場競争の時代は終わったと思う。

その一方で、懸念もある。

誰もが気軽に情報を扱うことができるようになったせいで、サインでも天体でも、わかりやすいフレーズ、強固な固定観念が先行してしまって、象徴のイメージが昔より限定的になってしまっているということだ。

昔は、有名な先生の個性、思想、哲学により、天体、サイン、ハウスの象徴が語られていたものが、今では、どこを見てもコピペ、コピペ。

金星=好きなもの、という常套句ばかり。

でもね、いくら危惧しても、時代の流れは止められないわけで、だから時代に合わせて、こちから変わっていくしかない。

その際、やっぱり個性は大切にしたいと思う。

つまり、誰かのどこかの情報をコピペするだけではなく、自分で学び、考え、苦労して手に入れた言葉を伝える。

そして、情報を閉じたものではなく、外界に向けて開くものととらえ、健やかに循環させていく。

仲間全体が活性化するような、そんな活動の在り方を考える。

YouYubeを利用したり、仲間で冊子を作ったりと、椎羅先生たちの研究室・新大久保占い研究室の活動を見て、改めて、そんな夢や希望を持つことができた。

皆さん、ぜひnicoPla.netの椎羅先生の記事を読んでみてね。