心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

呼吸、祈り、柔軟サイン=ケーデントハウス

それが予定調和的であったとしても、木星が順行になった途端、各方面に動きが起こったことを興味深く受け止めている。

パナマ文書の情報公開、日経平均の続伸、オバマ大統領の広島訪問決定。

これは間違いなく木星のタイミングに合わせた現象だろう。

これだから占星術はやめられない。

たとえこじつけであったとしても、こういう思考ゲームは占星術の醍醐味だ。

中でも、オバマ大統領の「核なき世界の理想」に木星海王星のポジティブな象徴を見る。

それが理想主義的であっても、やはり、希望がある。

柔軟サインの目標、「今よりよい未来を目指す」ことが、少しでも進むことを願う。

木星が乙女座に入ったころから、朝のささやかな習慣として続けている瞑想に集中力が増し始めた。

沈黙が沈黙らしく感じられるようになり、せっかくだから少しずつこの面白さをみんなとシェアしたいと思いはじめ、去年のクリスマスイベントでは、「未来をつくるトランジット読み&瞑想ワーク」なども始めたりした。

瞑想に関してはたくさんの本が書かれているが、私は、イエスズ会の司祭アントニー・デ・メロの言葉を導きにしている。

なぜなら、私の考える瞑想は、柔軟サイン=3-6-9-12ハウス=ケーデントハウスによる宗教的な儀式の要素が必須だからだ。

デ・メロの言葉に、

あなたが呼吸している空気が神である。

吸うたび、吐くたびに神を呼吸しているのだ。

この意識にとどまって呼吸をしてください。

というのがある。

これは、私の考える3ハウス(水星)――9ハウス(木星)のイメージにフィットする。

この文章は、このように続く。

来る日も来る日も呼吸に集中してみましょう。

呼吸をすることは―――祈りが息を吸い、息を吐くのと同様に―――ごく単純な営みであることに思い当るはずです。

瞑想の沈黙がもたらす啓示に、霊感、悟りなどという常ならざるものを求めるのはおかど違いというものです。

何も求めず、ひたすら観察することに専心するのです。

呼吸が身体を通り、身体が知覚しはじめると、やがて身体の力で祈ることができるようになるでしょう。

その結果、自己奉献の祈りが生まれるのです。

これは6ハウス(水星)――12ハウス(海王星)のエネルギー循環に他ならない。

静かに呼吸を続けること。

あるがままを受け入れること。

それが、いつか祈りの力になること。

それ以外にも、デ・メロはとても面白い瞑想と祈りの方法を伝えてくれていて、またグループワークを推薦しているので、今度のローマ旅行で積極的な瞑想ワークをやってみようと思っている。

例の、あの、柔軟サインのグランドクロスができている夏至のタイミングでね。