心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

週末は、自然の中で「火を自給する」ということを学んでみたり

週末、私と連絡がつかずやきもきしていた方々。

ほんとすみません!

またもやスマホをクラッシュさせ、ここ2,3日、LINE、SMSができずでした。

しかも、週末は幼なじみ夫婦と三浦の三戸浜海岸で海キャンプしたり、友人と大山登ったりしていたため、スマホ復旧に時間がかかってしまいました。

久しぶりに公衆電話でやり取りしたりして、あー面倒くさい!

文明になれると、ちょっとしたことでもこんなにストレスに感じるのね。

って、波浪警報が解除されたばかりの三浦の入り江での海キャンプは、いやいや、冗談みたいに過酷な体験だった。

テントは飛ぶし、砂は痛いし、水しぶきはすごいし、やっぱり寒いし。

それでも、地道に火をおこし、火を守り、火を育てるI君の姿があんまり素敵(「自分は火を作るのが上手じゃない」と謙遜していたけれど)で、人というのは昔から、こうして火を自給してきたものなのだと変に感動し、I君の雄姿をたくさん写真に収めたのに!

ごめん!

スマホが!

生れたばかりの明るく暖かな火を囲み、富士山に沈む赤い夕陽をながめ、澄んだ星空を仰ぎ、開放感を味わうことができた。

I君の薪をくべる姿を見ていたら、ふとソローの山の生活「暖房」の章を思い出した。

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雪はすでに十一月の二十五日から地をおおい、たちまち冬景色で私をかこんでしまった。私は私の殻のさらに奥に引っこみ、家のなかにも胸のなかにも赤い火を絶やすまいとつとめた。

私はときどき冬の午後、ひとあるきするときにたっぷり火を起こしておいた。三、四時間後に帰ってきてみるとまだ撚え火がのこっていた。ここに住んでいるのは私と火とであった。

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寒く凍えそうな夜でも火さえあれば、明るく暖かい火さえあれば、何とかなるんじゃないかと思えるものだ。

波の音が高く不安をあおってきたとしても、この火さえあれば暗い夜も越せるだろうと。

火を作り出す力。

これが火エレメントが見出す明かるさであり、希望なのだ。

または、「外遊び道具考」というサイトを見ていたら、こんな文章が書かれていた。

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歩き疲れた一日の終わり、テントを張り、暮れなずむ空を眺めながら座りこむ。

旅の途上、いまここにほしいのは小さな火だ。

考えてみれば、ぼくたちは火のある暮らしからずいぶんと遠ざかっている。

炎を見なくても、日々の生活ができるようになってしまった。

料理も、風呂も、暖房も。そこに並ぶ道具は、便利なものばかりだけど、心はぜんぜん温まらない。

機会さえあれば、焚き火がしたい。

なにもかもを燃やしてしまいたがっているのかもしれない。

身も心も。できることなら煩悩も。だから一生懸命、薪を集めるのだ。

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このサイトの筆者によれば、「そもそも男には、頭が切れるといわれるよりも、度量があるといわれるよりも、焚き火がうまいといわれたほうがうれしい、というところがある」ということらしいけど、確かに! 

火を自給するI君の姿はそれはそれは男らしく、火はやはり男性原理の象徴なのだと納得。

そして、そう。

エビの殻やら魚の骨やらを食べたそばから火に放り込むたび、「ああ、そうか。火は力さえあれば、すべてを燃料にし燃やし尽くすことができるのだな」とひとり感動していた。

ちょっとやそっとじゃ消えない火の力があれば、どのような体験も熱に変えることができる。

すべては「私」の力=生み出す力次第なのだ。

夜も更け、波の音と星とまだ強く吹く風と、そして残り火と。

波打ち際に胡坐をかきながら、たとえ小さくても明るい光を自ら作り出し、それにに沿って歩いていこうと思った。

朝起きたら、Iちゃんがコーヒーとソーセージロールを作ってくれていた。

コーヒーおいしい!!!

富士山きれい!!!

いやいや、それにしてもよく寝た。

Iちゃん。

スマホが壊れ慌てる私を「らしいよね~」とさらっと流してくれて、私の話を面白がってくれて、美味しい食事を作ってくれて、たくさんお世話になりました!

次は、2月の新年会ね!

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と、その足で別の親友Mちゃんとと大山登山へ!

いい天気、いい空気、いいコース。

時間押しちゃって、かなりハイペースだったけど、よく頑張りました(写真の20合目あたり、苦しかったね)。

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冬山いいね。

また行こう!

そして、昨日の夜はオイリュトミーワーク&忘年会。

シュタイナーの詩で魂の所作「希望=希求」を表現したり。

ショパンのエロリアンハープで春のミツバチのように円を描いたり。

リストの愛の夢でロマンの詩を身体に響かせたり。

バッハのG線上のアリアを聖なる夜に捧げたり。

今年最後のオイリュトミーワークは、1年の魂のお洗濯にぴったりの内容でした。

寺崎先生、そしてピアニストの石田さん、仲間の皆さん、本当にお世話になりました!

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来年は、早々に笠井叡先生率いるオイリュトミーの公演「響身(ひびきみ)」ありますね。

寺崎先生のAlkanのAlleluia、本気で楽しみにしてます!

ということで、やること山積みなのに、時間ができるとすぐに遊びに行きたくなる年末年始。

火を起こすためには、どうしても楽しいことが必要なのよ…

ですが!

明日から、休日返上でやることやります!

残りの勉強会、講座、火星プロジェクト&1月イベントの詳細の詰め等々しっかりやろうと、先ほどつびーと固く誓いました。

なので、関係者の皆さん、どうぞよろしくお願いします。