心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

射手座・土星ラストスパート さて最後にどんな未知なる体験をしようか

IMG_1585.jpg雨。

最近、月曜日は、恵比寿のFOOD HALLの外のベンチで作業するのがもっぱらのお気に入り。

午前中は、街も店もとても静かで集中できる。

昨日、オイリュトミーの帰りに「大石凝真素美」の話をしてから、何か急に、久しぶりに、居ても立っても居られない思いになっている。

もっと内的な探索を深めたいという思い。

宇宙の神秘にもっと近づきたいという思い。

ネイタルチャートのASCのルーラー、ノーアスペクトの射手座の金星に対し、ちょうどトランジットの土星コンジャンクションしている。

私の枠組みがいよいよクリアになってきたわけだ。

最近、机の上に向かっていることが増えているのも、そんな理由だったのかもしれない。

この2年、射手座の土星の恩恵を受けた人をたくさん見てきた。

射手座土星の恩恵とは

・新しいチャレンジにより、自己の力を洗練させる

・大きく見積もっていた自己像を書き換える――現実感覚を利用し、適切な自己像を手に入れる(→ひとつ前の乙女座に戻る作業)

・成功体験を書き換える――移り変わった時代の中で、これまでの成功体験を手放し、新しいやり方を手に入れる

・自分の理想の限界を知り、新たな理想を構築する

・なりたい像ではなく、実現可能な道を選択する

射手座の人が描く理想はいつも大きく果てしなく、それゆえに結果に失望したり、夢が現実化しなかったりすることが多い。

そんな中、29年という長期的なサイクルの真っただ中に立ち、自己像を再構築できるのは、何て幸いなことだろうと思う。

なぜなら、痛みを感じたということは、新しいチャレンジを課したということになるからだ。

少なくとも、自分は新しい挑戦を試みたのだ。

むしろ、痛みも感じていないほうが問題だ。

現実を直視し、自己の慣れ親しんだやり方を手放すのはとても苦しいことだけど、その作業が進んでしまえば、たとえ理想とは違う、こじんまりした、ちっぽけな自分であったとしても、それはとても心地よく、そして軽やかだ。

29年に一度しかできない体験として、「憧れ」を手放し「自分自身」になることはとても大事なことかもしれない。

理想という着ぐるみを抜いて、裸の私になる。

タロットでいうと、射手座=隠者=9になるためには、おとめ座=恋人たち=6の裸の私にふさわしい感覚をまず身につけることが大事ということだ。

いつも講座で話していることなので、私の身近な人には耳タコの話かもしれないですが、8/25からの土星順行を前にもう一度、射手座・土星について振り返っておきたいと思って。

そこで手にした自己像をもとに、ようやく飛躍の軽やかさと筋力を手にすることになる。

そこで、さて最後にどんな未知なる体験をしようか。

新たな体験の中で、どんな夢や理想を手にしようか。

12月20日までの4か月間。

皆さんのプランはどんなものですか?