心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

サロスサイクル145系 Great American Eclipseとか言ってるけど…

8月21日の皆既日食は、世界中でアメリカ本土のみしか見ることができないということで、今、アメリカでは日蝕を観観測しよう!と信じられないくらい盛り上がっているらしく、NASAのページ見ても、日蝕のことしか話題にしてなくて、これじゃ調べ物できないじゃん!って感じ。

Great American Eclipse

いかにもアメリカらしいネーミングだね。

前回アメリカが唯一の皆既日食の観測地となったのは1257年らしく、だから、つまりアメリカ建国よりも前ということで、それで盛り上がっているらしい。

アメリカ人が発見した唯一の天体、冥王星準惑星に降格(詳しくは違うけど)した時の騒ぎようといい、相変わらず「世界の中心」感がすごい。

しかし、この日蝕を詳しく調べてみるとなかなか興味深い。

21日に起こる日蝕は、サロスサイクル145系(サロスサイクルSaros cycleとは日食や月食が起こる日を予測するのに用いられる周期のこと。1サロス周期は約18年。 並行して起こっているサロス周期は約40から60ほどあり、1226から1550年間、69から87回の食を継続)。

145系は1639年に始まった日蝕サイクルだが、このサイクルが本格的な皆既日食を初めて形成したのは1927年6月29日。

この年は、「アメリカを変えた夏1927年」という本まで出版されるほど、実はこの年はアメリカにとって重要な分岐点となった。

ご存知だと思うが、1927年のバブル経済をピークに、その2年後、世界大恐慌へと世界は突入していった。

または、2017年のひとつ前の日蝕、1999年8月11日は皆さんの記憶にも新しいかもしれない。

2000年問題とかでアメリカは大騒ぎしていたが、その2年後、アメリカは911を体験することになった。

アメリカが騒ぐと、いつだってロクなことにならない。

トランプは、就任してからずっと頭のハエを追うので忙しく、政治らしい政治をしておらず、人種の二極化も進み、この先どうなることやらだし、これから2年の動向を見守らなくちゃだ。

ということで、とっても有益な発見が多いサロスサイクル。

9月から開催予定の時期読みパーフェクトマスター講座でも、取り扱ってみようと思っています(名古屋のIさん!会えるのを楽しみにしてます)。

日蝕のサイクルを利用して、時事的なテーマ、これからの未来もみていきましょうか。

ちなみに、私のお気に入りのサロスサイクル136系の話題。

2012年と古い記事もありますが、考え方の参考に読んでみてね。

●2012年5月20日 金環食直前 たくさんの方々に感謝をこめて

●2012年7月1日コントラストをなす世界

●2016年11月9日本当に風の時代がやってきたんだな サロスサイクルの話