心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

射手座=木星=9ハウスの話――孤独になる準備はできているか?

麻布十番でランチをしたあと、大江戸線へ向かう階段の踊り場で、イスラム教の男性だろうか、敷物を床に敷き、膝をつき、通りゆく人など気にもしない、とても静かな表情で熱心に祈りをささげていた。

あまりにも異様な風景に、足を止めてみている人もいた。

そうだよね、と私は思った。

信仰というのは、こういうものだよね。

気味悪がられようが、後ろ指さされようが、胡散臭い目で見られようが、自分が信じたものに対し真摯に向き合う。

それが「信じる」ということなのだ、これが射手座=木星の本来なのだと。

火エレメント(スピリット)とは、本来、どのサインも孤独な存在である。

牡羊座=火星は、「1」という単位において孤独であり、その嫌われ者的な神話においても孤独である。

獅子座=太陽は、「5」という素数として、そして、もちろん恒星という意味において唯一無二であり孤独である。

射手座=木星は、理想を追求する者、真理の旅人として、9番目のタロットカード「隠者」的存在として孤独である。

信仰、魂の活動、理想の追求とは、つまり孤独なものである。

だからこそ、人はそのひたむきさ、ロマン、情熱に惹かれるのである。

その熱が伝わり、同じ世界を一目見てみたいと望むのだ。

そういった人々がスターとして、カリスマとして、伝道者として、世界を明るく輝かせている。

人は明るい側面しか見ないから、火星、太陽、木星をやるのは楽しいものだと思い込むが、そんなわけがない。

先の見えない暗闇の中、頼りになるのは自分の魂の光、希望の明かり、情熱の灯のみだ。

なかなか人に伝わらない、成果が出ない、結果が見えない不安の中、向かう先を、ビジョンを、信仰を、人や活動を信じ続け、歩き続けるだけだ。

そしたら、もしかしたら、そのビジョンを理解し合える人や活動に出会えるかもしれない。

または、自分が探し求めた真理に触れ、魂の喜ぶ瞬間を体験できるかもしれない。

木星の勉強会のブログをアップした後、多くの人から「木星を思いっきり活用したい!」というメールをもらいました。

恋愛や仕事運が上がる話は、今回は、だからあんまりしないかもしれません。

もう少し、本質的なこととか、孤独の話とか、または筋肉の話とかしようと思っています。

あんまり書きすぎると勉強会の時、話すことなくなっちゃうから、今日はこのくらいで。

今回は、タロットカードを使ったり、いろいろな角度から木星について考えてみ陽と思っています。

それでは、勉強会で!