心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

結局、質問に答えを与えるのを目標にするのではなく…

クライアントが自信を持って、自分らしい人生を生きれるようサポートするのを目標にする。

それが、今日、ロールプレイングで見せたかった、私の鑑定の着地のイメージです。

ということで、大阪プラネット大学院に参加の皆さま、おつかれさまでした!

自分で言うのもなんですが、どの講座も充実の内容でしたねー

さすがの私も声帯がヘトヘトしていますが、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

前のブログにも書きましたが、ロールプレイング、ほんとに勉強になりますね。

今日は、まず私がお手本となり心理占星術の鑑定の現場を実演し、それから皆さんにトライしてもらうというのをやりました。

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初参加のYさんもおっしゃっていましたが、私は、クライアントが占星術を知らない方の場合、一切、占星術用語は使わずに現場の流れを作っていきます。

占星術用語を使うのはとても簡単なのですが、ナラティブセラピー的には、専門的なボキャブラリーというのはそれだけで権威的態度ということになり、クライアントと対等な現場を作り出すことができなくなってしまうと考えます。

なので、クライアントと同じ目線を持つために、占星術用語は使わないやり方をしています(昔、灯台屋さんのオープニングカウンセリングでやったときもそうでしたね)。

このように初めてお会いする方、その場でチャートを作成する場合は基本的に、

・コンサルテーションチャート 70%

・ネイタルチャート 20%

プログレスチャート 5%

ソーラーアークチャート 5%

この4つのチャートのすべてにシンクロしているテーマを見抜き、そこで着地を決め、全体を組み立てていくというのをやっていきます。

これに加えて、

ナチュラルハウス(もともとの占星術の構造) 100%

をいつも頭の片隅に置いて、最終的な着地をイメージします。

例えば、今日の男性の方の着地の作り方を見てもらいましたが、

・コンサルテーションチャートのASCは牡牛座

・男性のネイタルチャートは2ハウスに5天体を持っている

・トランジットやタロットリーディングを含めたシンクロニシティは8ハウス冥王星

上記の情報から、私が着地点として選んだのは5ハウス的テーマということでした。

不動サインの成長のステップをつくるためには、5ハウスの要素=抑止力、強みの表現、武器の見せ方、力の誇示は欠かせないということです。

5ハウスができないと、8ハウスに着地できないということです。

こういうふうに、ナチュラルハウスで着地を組み立てるのは、とてもシンプルで迷いがないのですが、今日私がこだわった着地の話は、心理占星術の現場とは、質問に答えを与えるのを目標にするのではなく、クライアントの質問に答えをクライアントが自信を持って、自分らしい人生を生きれるようサポートするのを目標とするということです。

占いになれていないクライアントは質問をするのがうまくないですし、逆に、占いになれたクライアントは質問に慣れ過ぎてしまっています。

だから、クライアントの質問に答えても、彼らが必要な答え、または今、読むべきテーマから離れてしまことがとても多いのです。

なので、クライアントの質問に丁寧に耳を傾けたとして、質問の背景にある、もっと話すべきこと(今日の場合だったら、コンサルテーションチャートのASC牡羊座、クライアントの太陽牡羊座といったような)をとことん話す。

相手から牡羊座的エネルギーが出てくるのを感じるまで、とことん話し合う。

それがコンサルテーションの道筋になるといいですね。

今回は15分弱の鑑定でしたが、基本的には90分の鑑定とかけるエネルギーは同じです。

手を抜かず、自分の大事にしている「着地」から離れないように鑑定の進行を組み立てていくこと。

それが今日、皆さんに一番学んでいただきたかったことです。

何度やっても現場は難しく、そして学びがありますね。

また、やりましょう!

ちょっとずつ練習です。

もりもとさん、Tさん、クライアントのご紹介ありがとうございました!

もりもとさん、皆さんのケア、おつかれさまでした!

ということで、3限目、金星、火星の話はまた今度。

11/23の大阪総合フェスタのワークショップで、金星力、火星力のテーマやります!

火星サイクル手帳も現地で販売します!

そんな話を含め、詳細は後日発表します!