心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

nicoPLANET 2019年蠍座号 「力」の貢献について考えてみよう

【太陽蠍座イングレスクイズ

にゃんを探せ。

2匹のにゃん、パティちゃんとガルシアくんはどこにいるでしょう??

答えは最後に!

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ということで、太陽は蠍座に移りました。

相変わらず世の中は日々いろいろありますが、やはり先日の水害のイメージが頭から頭から離れないままでいます。

毎分毎秒、世界中のあちこちで事件や事故、手に負えない出来事に飲み込まれ、生きることに対する試練を強いられている人たちがたくさんいるのだと思うけれど、毎回「なんてひどいことに」と心が動かされつつも、やはりいつもどこか他人事だったりするかもしれない。

自分が怖い思いをすると、危機管理からか心や思考が別の働きをし始めるものです。

ということで、今回、久しぶりに震災の1年後、2012年に1000冊限定で刊行された早稲田文学記録増刊「震災とフィクションの距離――想像力は、震災にいかに対峙したのか」のことを思い出した。

ある対談ページには、精神科の安克昌さんが阪神大震災後にリアル病と表現し「思想とか文学とか、そういう理想とか言葉はぜんぶ馬鹿馬鹿しい」「生々しい現実だけがすべてだ」と語ったという言葉が紹介され、それを受けて、関東大震災後に印刷所がつぶれゆく姿を見た菊池寛が「もうこれで文学はすべておしまい」と言っただの、坪内逍遥が「復興において必要なのはさまざまなプロレタリア労働者であり、現場の仕事なのでフィクションライターは彼らが疲れて帰ってきたときにそれを癒す役目を負えばいい」と言っただのとかという内容で議論が展開されていた。

そのとき、私は思ったものだ。

占星術も同じだと。

獅子座がどうしただの、9ハウスがどうしただの形而上的な物言いが目の前の惨事の何の役に立つのかと。

地に足のついた現実だけがすべてではないかと。

けれど、阿部和重氏の「結局のところは、事態をどのようにとらえて抽象化するかにかかっている」という言葉に支えられ、俯瞰的視点で物事をとらえ、より「私」から離れ、誰かの物語に触れるような、そんな象徴の理解をしていけばいいのだと納得したことを思い出した。

未来の記憶というべき、大きな宇宙のサイクルを考えていこう。

そんなふうに象徴を扱ってみようと。

今回は、そんな気持ちで蠍座期の作業をしてみました。

蠍座というサインには複雑な側面があるので、象徴のどこを切り取って書くかでずいぶん変わってきたりします。

今回はどんな蠍座期になるのか。

では、紹介します。

●今月の言葉 糸井重里

私のお気に入りの蠍座の一人。

言葉の使い手なので、どの言葉を使うかとても悩んだのですが、今回は「だれかの力になりたい」」という言葉を採用。

やっぱり、ちょっと震災にひっぱられちゃったかな。

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今月の言葉 2019蠍座 糸井重里

●赤ペン12サイン占い今回は、これぞ心理占星術的表現という感じで、どなたのテキストも12サインの恐れ、不安、欲求といった心理面を上手に描いてくれていました!

読みごたえあります!

ぜひ読んでみてください。

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赤ペン12サイン占い2019 蠍座

nicoの今月の星宙予報

今回は、蠍座の「不動サイン」の特徴をよりピックアップしてみました。

秋分図を読み直し、少し難しいですがミューチュアルレセプションやイグザルテーションのレセプション関係についても触れています。

お時間あるときに読んでみてね。

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nicoの星宙予報2019 蠍座

蠍座期の間に、蠍座の他の側面についても何かの形で紹介できればと思っていますが、蠍座期とは心を鍛えるとき。

人との関係であれ、過去の記憶の扱いであれ、心を鍛えて前進していくサインです。

どのような体験をしたか、いつか皆さんの蠍座期の話をきかせてください。

それでは素晴らしき蠍座期の変容を!

ということでクイズの答え。

ガルシアくんは、椅子の上にいました!

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