心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

山羊座木星を前にやるべきことについてちょこっと書いてみた

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昨日、木星の話が出てきたので、もう少しだけ木星の話。

前回の天秤座火星ワークショップの際、

自分の山=MCを目指して登ってみると、実際、頂上からの景色って大したことがないのよねー

なんだ、頑張って上ったのに、こんなもんかってガッカリして。

で、その景色を早々に手放して、また別の山を登ろうとするから、結局、何者にもなれず人生をさまよい続けちゃうんだよねー

というような話をした。

射手座女子たちはこの話を聞いて大いに納得していたようだけれど、木星タイプと私が呼んでいる人たちは多かれ少なかれ、「こんなはずじゃなかった」「もっと私にふさわしい世界がどこかにあるはず」という傾向をどこかに持ち、そして新しいチャレンジを繰り返し続けている気がする。

新しい体験をしているときは誰でもワクワクする。

この技術を習得できたらどんなに素晴らしいだろう

これをマスターしたらどんなことができるだろう

そんな明るい未来のイメージが先行するが、いざ山に登ってみると、思っていた景色とだいぶ違ってがっかりしてしまう。

もっとイケると思ったのに…

もっとヤレると思ったのに…

口では「私なんて…」と言っている人でも、「今回こそはきっと」と心のどこかで期待があったりする。

人はどこかで楽天家、理想主義だったりするものだ。

けれど、やっぱり現実は厳しい。

自分の予想を裏切り、しょぼい結果を突き付けてくる。

誰だって、自分なりのMCを、自分なりに納得した生き方を目指したいはずだ。

だったら、ここで諦めたり、手放したり、匙投げたりしないで、そのしょぼい景色=こんなはずではなかった…を一度はちゃんと受け入れてみるのはどうだろうか。

それが木星のもう一つ重要な任務の一つだ。

木星には、射手座的な「陽」のテーマと魚座的な「陰」のテーマがある、この「陰」のテーマこそが、多くの人たちにとって苦手な木星意識だ。

新しい扉を開くのではなく、起こった結果を受け入れ理解する。

それが柔軟サインの「学習」のテーマである。

私もこの夏、久しぶりにサーフィンに再挑戦してみた。

若いころ簡単にボードに立てた覚えがあったのだが、久しぶりに海に出てみたら、いやいや、ちょっとちょっと、っていうくらいヘッポコで目も当てられない感じだった。

それでも必死に波に向かって泳ぎ、流され、海水を飲み…という体験は、若さを思い出すフレッシュなものとなった。

このように時々は新しい体験をして、力試しをし、自分の「できる」「できない」を確認するのはいいことだと思う。

きまぐれでトライしてみても、けっこう楽しい体験ができるものだ。

でも本気で取り組みたいものができたら、見たい景色はそうそう見られないことは覚悟の上だ。

とにかく、ひたすらコツコツと山を登る。

見たい景色がいつかは見れると信じて、山を登り続ける。

しょぼい風景は、当たり前。

今の自分の立ち位置を受け入れたら、今度は山羊座の段階で、その今の自分にふさわしい活動の「場」「やり方」「スタイル」を完成させる。

大きくも小さくもない、今の自分にふさわしい=地エレメント活動をちゃんとやる。

ということで、射手座木星も最終コーナー。

後悔や反省はなし(悔やんでいる暇はない)。

まずは、今の自分にOKを出す。

良くも悪くも、泣いても笑っても、今の自分が手にしたもので勝負に出てみる。

今足りないと思っているものは謙虚に補う。

使えそうなものには感謝をする。

そして、その「今の私」のまわりに結界を張って(日曜日のタロット講座で説明しましたねー)、余計なエネルギーの流出入を避ける。

「今の私」にGOサインを出したら、山羊座木星の準備はOKです。