心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

80年周期の大変動 これはおそらく海王星サイクルの影響かと

午前、午後、二つの講座で「土星水瓶座イングレス、そこら中で話題になってますよー」という話に。

そうなんだ。

じゃあ、まあ、今日わざわざ話さなくてもいいか。

というか、「危機の心理占星術」でも散々話題にしたしね。

 

まあ、言えることは、今、世界中の人たちが何かしらの問題に直面しているということ。

もしかしたら貧困、高齢化、移民、医療という、ずっとそこにあった問題に強いスポットが当たっているかもしれないということ。

そして、もしかしたら、一時的に土星水瓶座にいる間に「自分が保有する資源を他人に与え自分の価値を循環させる」という水瓶座的態度を考える機会になるかもしれないということ。

 

今日、わかなさんが「火星・冥王星のコンタクトのタイミングが近づいてきて、みんなイライラ、ピリピリしている」ということを言ってましたが、そうね、ほんとにね。

多かれ少なかれ「どうなるかわからない不安」をみんなどこかで感じていて、気持ちに余裕がない人が衝動的に負の感情表現に頼ってしまっているのかもしれないです。

 

まあ、そんなときは、わかなさんが担当してくれた火星サイクル手帳の3/23(月)火星・冥王星合のメッセージ「自分ではどうすることもできないことが起きたときは、信じる、委ねる、諦める。これが不安を消す最善策」に乗ってみるのが◎(おー!わかなさん、いいテキストですねー)。

 

最近、よく話題にするのがキューブラー・ロスの受容の5つのプロセス。

1.否認・隔離

2.怒り

3.取引

4.抑うつ

5.受容

 

自分ではどうにもできない状況を人はどう対処し、最終的に受け入れていくかのプロセス、なかなか興味深いものがあります。

人は受け入れるまでに、かなり時間をかけてジタバタするものですね。

 

おっと、前置きがかなり長くなった。

昨日から今日にかけて、何人もの人から「これからロックダウンが始まるので必要なものを備蓄したほうがいい」「2020年から、ちょうど80年周期で時代が大きく変動するそうですが、これって占星術的にはどうなのでしょう」というメールをもらった。

 

どうも経済アナリストの方の動画配信の情報みたいですが、少し前にも同じ話を聞いたことがあったので調べてみたら、そうか、第5代気象庁長官の説だったのですね。

2018年10月の日経ビジネスの記事を読んだら、高橋浩一郎氏の著書『気候変動は歴史を変える』(1994年!)に既に書かれていたそう。

 

そこには、「日本は80年ごとに大変動に見舞われると指摘して、1620年の江戸幕府の確立を起点と考えるなら、1700年は享保の改革1780年寛政の改革1860年は幕末、そして1940年の戦争の時代である」と書いてあって、実際にはプラスマイナス10年くらいの幅があるということ。

311から、もう変動がスタートしていたのでは?と説いています。

 

そして記事のライターによると、中国の十干十二支=60年サイクルと再生に充てる約20年の準備期間で80年と考えているみたいですが、生徒さんが「これは、占星術的には天王星84年にあたりますか?」と質問してくれましたが、そうなのかな。

 

いちおう私なりに調べてみたところ、私の見立てでは、公転周期165年の海王星のサイクルが影響しているのかもしれないと考えました。

そうすると、上記の年表は、海王星魚座から牡羊座へ、乙女座から天秤座へと移行するサイクルだったことがわかります。

つまり、人々のため息が動きの力となり、それが大変動へとつながっていくということです。

 

このサイクル、自然災害と大きな関係を持っているということなので、そうなるとやはり海王星の影響が大きい感じがします。

環境が変化し(柔軟サイン)→人々の希求が募り(柔軟サイン)→やがて大きな変化が起こる(活動サイン)という流れです。

 

今、ちょうど海王星の大きな移行期なのでカオスへと突入したということでしょうか。

 

海王星は、2025年に本格的に牡羊座入りしますが、2008年に出版されたジャック・アタリの著書「21世紀の歴史」の2025年中国共産党終結といったフレーズを思い出すにつけ、この辺あたりが大変動かなと思っていた(2024年の皆既日食もあり)ので、こういう感じで動きが起こってくるのかーと、やや盲点だった海王星の動きにとても納得しました。

 

講座中よく話題にしますが、海王星は金星とともに真円=完璧な円を描くことから、むしろ、土星天王星よりもタイムクロック的存在の印象があります。

 

まあ、とにかく大きな変動期にいるのは間違いなさそうですが、人類はこれを幾たびも経験してきたことを思うと、これも自然なサイクル、宇宙の秩序なんだと、そしてわかなさんが書いてくれたように「自分ではどうすることもできないことが起きたときは、信じる、委ねる、諦める。これが不安を消す最善策」なのかもしれないです。

 

もう少し、私も考えてみます。

質問をくれた皆さんも、よかったら一緒に考えてみてください。

では。

 

nico