心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

基本に立ち返り、人と宙をつなぐ機能として天体のサイクルを利用

93890221_224521065628092_5648800795118796800_n.jpg昨日の火星サイクル手帳会議2020おつかれさまでした!

まずは、まさこさんからのコメントから。

 

同じ目的を持って占星術のお話ができたこと。

また、今の天体の意味を知れて、納得したことがたくさんありました。

今だからこそ沁みます。

 

火星手帳のことを、ミーティングが終わってからも考えて

ふと、古典文学が今の時代に読んでも共感できるのは

人の心の奥にある、本能にふれているからなのかな…と思いました。

 

半年先も読めない今、

火星=生きる本能を、それぞれの立場で言葉にしたら

すごくいいものができるのではと思います

 

10年先に読んでも

2020年に出した火星手帳が活かせる

そんな手帳になったらいいな〜と思います

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アドラーは「所属に失敗すると人は死を選ぶ」、だから所属をいくつか持つことが大事だと考えていました。

 

基礎講座では、月について学ぶ際、所属には共通言語が必要であるということをお伝えしていますが、まさに月を心地よくさせるためには、「同じ目的を持って(太陽)占星術のお話(水星)」をしていくことが大事であることを実感します。

ときにふざけながら、ときに大真面目に共通の好奇心を共有できることは、ほんと幸せな体験ですね。

 

昨日の会議では、冒頭、このような時代に「火星サイクル手帳を使ってできることとは何か」について問題提起をさせていただきました。

先の見通しがまったく立たない中、6/28から先の2年を、私たちはどう提案していったらいいか、

星たちの声をどう伝えっていったらいいか、

 

おそらく、多くの占星家の方たちが迷うところかもしれません。

けれど、むしろ基本に立ち返り、占星術がもともと持っている素晴らしい機能――「12サインをめぐるヒーローズジャーニー」「私をめぐる冒険」というのを提案していくべきなのではないかと思っているわけです。

 

まあ、これまでもずっと「本性を生きる」「well-being」的なものを提供してきたわけですが、ようやくシンプルにそれを表現していくことができるときなのかな、占星術を外のニーズ(金運、恋愛運等)に合わせて利用するのではなく、多くの人の心に働く普遍的価値としての占星術、人と宙をつなぐ機能として天体のサイクルを利用することができるときなのかなと思うところです。

 

火星サイクルはとてもユニークで、太陽や月のサイクルと違い、世間の暦的感覚(「今日は天秤座の満月です」「牡羊座の時期は芽吹きの時です」というような)からかけ離れているというか、だから、個人は自由に自分の意識や動きをスケジュールしていける、誰に縛られることなく自分のリズムで時を刻んでいける、そんな良さがあるのです。

 

だからこそ、火星サイクルを利用するということは、よりもっと個人の内的世界に向き合うことができるのかもしれない、だったら、もっと純粋に占星術が目指している「個人から他者へ、そして社会へ」のダイナミックな成長プロセスに向かっていけるのではないかな、そんなふうにも考えられるかもしれない。

 

会議の〆は、内田樹氏の村上春樹論を引用し(先日の勉強会でも引用しましたが)、さまざまな人生の偶発的な出来事を前に「私」をどう奮い立たせ、歩みを進めていくか、そんな旅路をイメージできるような手帳にできたらいいですね、そんなふうに締めくくりました。

まさこさんが書いてくれているように、

「10年先に読んでも、2020年に出した火星手帳が活かせる、そんな手帳になったらいい」

ほんと、そうですね。

 

火星サイクル手帳も次回で3期目になるので、次の火星サイクル手帳で私たちの研究の達成のかたちを見てもらうこともできるかな。

 

ようやく、火星手帳の指針も決まり、あとはテキストづくりに集中するのみ!

素晴らしい表紙もでき上ってきましたし、どんな手帳ができるのか、ぜひ楽しみにしていていください。

 

オンラインってなかないいですね。

なんだろう、上下がない感じというか、みんなが均等の大きさで、対等な感じがして、なかなかいいものですねー

 

ということで火星チームの皆さん、引き続きどうぞよろしくお願いします!

 

nico