心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

職業とは仕事とは、自身の課題を乗り越え、自分をつくりあげていく作業

先日の秋分の日の2020天秤座・星宙予報の締めくくりに、こんな文章を書いた。

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私にとって、2020年の天体配置の目玉のもう一つとなる火星のテーマを最後に加えておこうと思う。

 

79年ぶりとなる牡羊座だけでの火星の逆行は、冥王星と並んで2020年のテーマに非常に大事な意味を持っているのではないかと思う。

ここ最近、芸能人が自ら命を絶つというニュースをよく目にする。

この世は生きるだけでも大変なのだ。

菅内閣だ、トランプ政権だ、いろいろ話題になっているけれど、本当はそんなことはどうでもいいことなのだ。

 

生きること。

ただ、負けないように生きること。

上も下も右も左も関係なく、自分そのものをやってみること。

 

火星の逆行が終わり、冥王星木星が形成される11/13以降、私たちはきっと、もっと強くなっていく必要がある流れを体験することになるだろう。

だからこそ、天秤座期は守りではなく、太陽と金星のミューチュアルレセプション、自分の個性を生きることの喜びを、そして、それが少しでも他の誰かに届くような、外向きの活動に向かっていくことが大切になるのかもしれない。

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秋分の日スペシャルでも菅政権の外交だ、水面下にあった問題が浮上するだの、いろいろお話をしましたが、やはり、2020のテーマは「生きる」、これに尽きると思う。

牡羊座=火星、いろいろ思うところがあるので、火星の逆行おわりの振り返り会の時にでも、じっくりお話ししてみたいと思います。

 

今日は、この後、14時から職業占星術パーフェクトマスターコースエキストラ講座第4回目を行います。

延長4回目の今日は、ZOOM上にクライアントさんを招いてのライブ実習。

 

クライアントは、どのような象徴にコミットするのかしないのか。

代名詞となるアスペクトは、クライアントのどんな人生と結びついているのか。

眠っている能力やエネルギーは、どのような言葉で引き出されるのか。

クライアントは、ここまでどのような人生を経て、どこに向かっていこうとしているのか。

 

ここまで身につけた、心理占星術&適職診断のすべてのテクニックを駆使して、クライアントさんが納得できる流れを作っていく練習をしていきましょう。

Hさん、今日はどうぞよろしくお願いします!

 

職業占星術の準備をしながら、しみじみ思ったことがある。

仕事柄、グローバルに活躍している、大きな組織を動かしているクライアントを数々見させてもらっているけれど、結局、仕事というのは、また人生というのは自分の中にある課題と向き合い、それを克服していくプロセスにあるものなのだということがよくわかる。

 

仕事に行き詰ったとき、選択に迷ったとき、プロジェクトを進めるのに不安を覚えるときというのは、結局、常にそこにある自分の課題=暗さに触れる体験ということである。

 

人を頼るのが苦手。

自意識過剰である。

期待されると不安になる。

人の反応に過敏になりすぎる。

無知をさらせない。

現実を見極めるのが苦手。

 

どのような職業や立場の人であっても、様々な次元でその人なりの課題=暗さを一つ一つ丁寧に超えていかなければならず、だからこそ、勇気を持って課題に取り組み続けることで、自分が育ってくるというか、発言に個性が生まれ、その人らしい生き方が見えてくるようになるわけで、それが「その人らしい働き方」と言えるものなのではないかと考えることができる。

 

社会天体の木星の公転周期は12年、土星の公転周期は29.5年。

課題を乗り越え、これだけの年月を重ねていけるような、自分から逃げずに向き合い続けていけるような、そんな働き方を目指すことが職業占星術の目標なのではないだろうか?

 

「持続可能」という言葉は今流行りのものですが、土星的課題解決は、やはり意味があることなのだと深く実感するわけで、また、最近私のお気に入りの土星の象徴「未完成であることを楽しむ」というのも、まああながち間違っていないだろうと思うわけです。

 

人生というのは、苦労も多い。

けれど、課題を解決し続けた先には、というか、そのプロセスの中で少しずつ、自分と出会っていけるといい、そんな道すじを描けたらいいのかな。

 

今日の職業占星術パーフェクトマスター講座では、そのような話も共有できたらと思っています。

では、後ほど!

 

nico