心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

占星術の面白さは、古いものと新しいものを一緒に学ぶところ

占星術を生業にしてもう長いこと経つけれど、いつでも言われてうれしいのは、「占星術って面白いですね」という言葉。

占星術を始めて体験してくれた方にも、長く占星術を学んだ人にも、「こんなに面白いものなんだ」という好奇心の扉をノックできるということは、いつでもやっぱりうれしい。

なぜなら、占星術って本当に面白いし、そしてとても役に立つんです。

たとえば、昔だったら読むのに苦戦した哲学の本も、占星術の構造がわかって読むと、「ああなるほど、こういうことを言おうとしているのだな」という知的理解に対するアプローチがスムーズになる。

これが、2番目のタロットカードの女教皇の持つTORAなのだと思う。

自分なりの黄金律=基準値を持つこと。

そうすると、さまざまな世界へアクセスするのが容易になる。

占星術の面白いところは、古いもの、新しいものにも通じていることかもしれない。

メソポタミアの先住民であるシュメール人による天体神の信仰の中に、古代ローマの神話の中に、またシェイクスビア文学の中に、そして2020年コロナ禍における「風の時代」到来というトピックの中にも、あらゆる時代の中に占星術による何かしらの解釈が入り込んでいる。

シェイクスビア著「終わりよければすべてよし」の中の

ムッシュ・パローレス、あなたは慈悲深い星のもとにお生まれになったのね」

「軍神マルスの星、火星のもとに生まれたのですよ」

「そうじゃないかと思っていましたのよ。火星のもとじゃないかしらと」

「どうしてそう思われたのです?」

「戦争ばかりで、いくさはひと時もあなたを放っておいてはくれないじゃありませんか。それできっと戦いの星のもとにお生まれになったに違いないと」

「ええ、火星がいちばん光り輝いているときですよ」

「あら、逆行しているときじゃなくて?」

「なぜそう思われるのです?」

「いざというとき、あなたは後ずさりばかりされていますもの」

こういったやり取りのように。

だから、ぜひ占星術を学んでみてもらいたい。

そうすれば、ドナルド・トランプポピュリズムも羽生さんの将棋の強さも、そしてコロナ時代の煽られるような情報戦も、占星術の構造を学ぶことで自分なりに整理することができる。

だからこそ、じっくり時間をかけて学んでもらいたい。

そして、自分のものにしてもらいたいなと思っています。

unnamed_20210114223323fc7.jpg今日も、基礎講座のテキストを2冊発送。

これは、仕事の中でも楽しいパート。

1/17(日)から、新しく基礎講座がスタートします。

新しい学びが始まる予感を一緒に体験できるのが本当にうれしい。

心理占星術基礎講座では古いことも学びます。

新しいことは、みんなで一緒に考えていきましょう。

占星術の学びは、自己の成長の確認作業でもあり、象徴理解は、他者と世界を共有することです。

きっといろいろな発見があると思います。

→→ →→心理占星術基礎講座のご案内はこちらから

皆さんとご一緒できるのを楽しみにしてます!

nico