心理占星術と未完成な日々┃nicosmic life

自分自身が納得できる人生を歩むために、ホロスコープの構造を利用する

【生き方・働き方】象徴たちはあなたの中で目覚めの時を待っている

週末の職業占星術パーフェクトマスター講座に参加の皆さま、おつかれさまでした!

土曜クラスのほうは驚きの展開がいくつも重なり、かなり熱が入ってしまい、なんと5時間半に及ぶ講座となりました。

が、やっぱり職業占星術2.0はなんとも言えない感動と、そして占星術というものへの畏怖の念というか、占星術の技術を使わないと間違いなくたどり着けない場所——その人の記憶、想い、願いにアクセスできるという信頼をひしと感じます。

 

つびーも今日、朝のやり取りの中で、

 

昨日の講座は、事前情報があってもなくても、その人につながる本質をどう見つけ出すか、の好例でしたね。

奥深さを知る時間になりました。

 

というコメントを書いていましたが、もちろん、個人天体の理解、コンジャンクションオポジションといった生きる力の確認、マイナーアスペクト丁寧な理解、適職診断、そしてミッドポイントの可能性の発掘など、それなりの手順を踏むは必要はありますが、個人の中にあるうまく言葉にできずにいること――忘れ去られた記憶、大切な想いを拾えることを思えば、その苦労はまったく苦にならない作業、むしろそこにある可能性、能力の目覚め、萌芽の時を見守れる深い喜びがあるわけです。

 

そうなのです、まさに象徴たちは目覚めの時を待っている

 

チャートを扱っていると、そのように感じることが度々あります。

その人の核となる重要なテーマに関する象徴——昨日の例で言えば木星土星、金星・火星のコンタクト、ノード月のカルミネート、繰り返し出てくる政治力のテーマ、コミュニケーションチャンネル、口伝・口承、物語ることへの想い――が「ここにいるよ!」と繰り返し訴えかけてくる。

 

昨日は、特に最後のミッドポイント分析で、「あーなるほどこれか!」という発見の喜びを体験することができました(やはり、最後の一押しというか、最後の個人の着地にミッドポイントの情報を使うのは、とても意味があるように思いますね)。

 

しかし、なぜ象徴たちは、つまりその人の能力や可能性は、そこにあるのにそのまま手つかずでいるのでしょうね。

日々の暮らしの忙しさのためか、ただ周囲の押し流されてしまったのか、痛みを伴う体験があったのか、その時はそれほど自分にとって重要だと思われなかったのか。

 

けれども長い時間をかけて、やはり人は「自分」に戻っていく。

そこにあることを知っていて、そこに戻ろうとする。

 

人は自分から逃れることはできないし、自分はいつも自分を裏切らず、ずっとそこにいてくれるものなのだ。

 

だから、ちゃんと自分の持っているものを余すところなく使いたいと思うし、使ってほしいと思う。

自分を大切に生きてほしい。

 

人生100年時代。

まだまだ自分を生きるチャンスはある。

 

レポート課題は大変ですが、それでも自分の中に言葉や知識が定着する重要なプロセスになります。

3回の参加者の適職診断を通して、皆さんの表現力、技術力がかなり上がったのを実感しました。

 

土曜クラスの方は、次回、いよいよモニターさんを招いての演習になります。

講座内でもお伝えしましたが、「カウンセリングの現場」というのをしっかり意識しながら、クライアントさんとのやり取り、技術の提供の仕方というのを考えていきましょう。

私ももう一度、家にあるカウンセリングの技法の本を片っ端から見直していこうと思っています。

 

来週から、新しく職業占星術パーフェクトマスター講座が始まります。

参加者の皆さま、新しい意識を開いていきましょう!

 

nico