週末の講座に参加の皆さま、おつかれさまでした!
感想を寄せてくれた方々、いつも励みにしています、ありがとうございます。
金曜日の職業占星術5回目では、皆さんの成長ぶりにしみじみ感動しつつ、カウンセリングの現場の組み立て方、質問の仕方、どの象徴を拾い、どの象徴を手放すのかといった判断、情報の新鮮さ、相手に対する寄り添い方などなど、新たな課題も見え、占星術の学びは尽きることがなく、だからこそ面白いといった感想をいただきました。
職業占星術まで学びが進むと、技術云々だけでなく、どんな人生観や哲学を持って占星術の技術を使おうとしているのかというのを明確にしながら学んでいく必要があります。
その技術を使って何をしようとしているのか、それが明確でないとクライアントさんをも道に迷わせてしまうというか、出たとこ勝負、やっつけの現場になってしまうからです。
そして、金曜日の職業占星術のクラスで実演練習としていた時に繰り返し伝えていたのは、「相手の言葉をしっかり聴いてあげてください」ということでした。
答えは、クライアントの言葉の中にある。
自分が伝えたいことを伝えるのではなく、相手の言葉をヒントに象徴の向かう先を組み立て直していく。
ということ。
それが「〇〇さんが自分の言葉で言っていたように…」と私が繰り返し言っていたのはそういうことです。
一言一句聞き逃さないように、相手の言葉にしっかり耳を傾けること。
この集中力がカウンセリングの現場の鍵になります。
つまり、象徴を理解することとは、人間を理解することにほかならないわけです。
金曜日の職業占星術パーフェクトマスター講座は、次回も実演練習になります。
次回の担当の方たちも、「よい質問をする」に加えて、「よりよく相手の言葉を拾う」練習をしていきましょう。
あともう一つ、他のクラスでお伝えしていたのかな、「相手の知らない情報を与えること」これも心掛けて学んでいきましょうという話をしました。
どこかに書いてあるような星読みの話は、無料のサイトでも見てもらえばいい。
私たちがやることは、相手の知らないこと、または相手が知らないと思ってやり過ごしていることに触れていくことが大事になります。
これがオルタナティブストーリー=例外的な物語を紡ぐということになります。
相手がしたい話だけではなく、相手がしたくてもできなかった話に触れていくということです。
あーなるほど、そうだった、
そういう話を聞きたかった、
そういう話をしたかった、
でも、すっかり語ることを忘れていた…
語り慣れていることは、友達とでもしてもらえばいい。
そうではなく、ここでしかできないこと、その特別な空間、時間をつくることが大事になるということなのです。
マイナーアスペクトは本当にすごいですね。
その人の心の風景、葛藤と成長の歴史がつまっている。
うまく言語化できれば、その人の真実に迫ることができる素晴らしい技術です。
今日、Sさんから告白文が届きました。
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昨日の講座はとても衝撃的でした。
あの場ではどうしても落ち着いて話せる自信がなかったのですが…
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自分を知って、自分を超えて、そして新たに自分を取り戻して…
心理占星術の現場はいろいろなことが起こります。
勇気をもって学び続けられたらいいですね。