毎日、幸せな出会い、幸せな仕事に関わらせてもらっている。
人が語る人生の物語は、どれ一つとしてまったく似ておらず、また、しかるべきときにしかるべきかたちで言葉として生まれ出る。
大げさなものでなくてもいい、ちょっとした日常的な会話のなかにも語りに力が授かることがある。
語られ、聞き届けられたとき、相互の中で新しい意識が生まれ、それぞれの人生が時には小さく、時には大きく動きはじめたりする。
その新鮮な風を感じるのが会話、対話=風エレメントの魅力かもしれない。
週末から週明けにかけての子育て研究会、12サイン占い座談会、実践読み講座の話題は、まさにトランジットづくしだった。
トランジットを読むということはどういうことなのだろうか。
みんなでそんな話もしてみました。
自分の行き詰った人生を書き換えるためには、自分の力だけで変わるのは難しい。
そんなとき、天体の運行=外界からの刺激が役に立つこともある。
時には天災や疫病、経済危機といったかたちで私たち人間を試すような出来事がやってくることもあるが、それも含めて、天体の運行は諸行無常なのだということを思い出させてくれる。
天体の運行を理解するのに重要なことのひとつとして、いったん「思い通りにいかない」ということを受け入れなければいけない。
月、水星、金星などの、一見、まったく害がないように見える天体であっても、天体のサイクル=新しい体験というのは、どのような天体、どのようなレベルであれ、「思い通りにいかない」という体験をすることになる。
とにかく諸行無常なのだ。
自分の身体だって、今日と明日では変わっている。
刻々と変化する流れの中で、頑なに変わらずにいるというのは無理な話だ。
だからこそ、自分自身を変化させ、どのように人や環境、時代にアジャストしていくかを学び続けていくこと、それが生きるということなのかもしれない。
今回、火星ー土星―天王星のトランジットの使い方の提案として、、金田一秀穂の「わが家の常識は世間の非常識。世間の常識はわが家の非常識」という言葉を引用し、もしもうまくいっていないと感じることがあったら、まずは自分自身の常識を見直してみよう!という話をした。
上記にも書いたように、トランジットそのものが、そもそも「思い通りにならないときこそ、自分の常識を見直す」ということがテーマなわけだけれど、特に、このテーマが意識に上がりやすい時期にだっただろう。
自分の常識を疑う、必要なら土台から見直す
そうでないと、今の政府のように同じ過ちを永遠に繰り返し、問題が起これば緊急事態宣言を発令し続けることになるだろう。
と、前置きが長くなりましたが、そういうことで7月の月イチ勉強会は、トランジットとは何か?個人にどう働くか?を考えつつ、「サイクル」の利用の仕方を学ぶ時間にしようと思っています。
既にたくさんの方からピーティックスでお申し込みいただいていますが…
第1部は、私の完全なマニアックな趣味の一つであるサロスサイクルからみたこれからの未来を、そして第2部は、さまざまな天体サイクルをつかって未来の計画を立てよう!というのをやっていきます。
特に、私のお気に入り木星&火星のサイクルをうまく利用する方法を考えてみましょう。
これらがうまく使えなかったら、占星術を学んでいる意味ないじゃん!って感じですものね。
あと、コンサルテーションチャートによく見られるリターン図、鑑定ではおなじみの現象なので、こちらももう一度しっかり考えてみたいですね。
ということでもりもり盛沢山の月イチ勉強会。
今月もたくさんのことを学んでみましょう!
【月イチ勉強会】
第1部 日蝕のサイクルーサロスサイクルとこれからの未来を考える
第2部 さまざまな天体のサイクルを使って未来をスケジューリングしよう(特に木星、火星)
今回は、日蝕のサイクルである「サロスサイクル」を紹介し、その影響を考えます。
そこから今後、重要になってくるであろうサイクルを予想し、世界のパワーバランスがどう変化するかなどの考察を行ってみましょう。
◆日時: 7/13(火)10:00~12:00
◆金額: 3,300円
◆ZOOM参加でも現地参加でも、また動画参加でもOK!
◆申し込みはこちらから→→→月イチ勉強会の詳細はこちらから
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サロスサイクルとは「蝕」のサイクルのこと。
紀元前から研究され、人間の歴史と共に歩んできたものです。かなりマニアックな知識ではありますが、占星術を学ぶなら理解しておいて損はありません。
ウィキペディアでは、こんなふうに紹介されています。
サロス周期(サロスしゅうき、Saros)は、太陽と地球と月の位置関係が相対的にほぼ同じような配置になる周期で、1サロス周期は6585.3212日である(約18年と10日あるいは11日と8時間。1日の曖昧さがあるのは、その期間中に閏年が5回入るか4回入るかの違いのため)。単にサロスと呼ぶこともある。1サロスごとに、ある日食または月食から1サロス後にはほぼ同じ条件の日食または月食が起こることから、天文学発達以前は、暦学ないし経験則的にこの性質によって、人類は日食や月食が起こる日を予測してきた。
nicoが注目し続けてきたのは136系。
このサロスサイクル(日蝕、月蝕の周期:1226から1550年間で69~87回の蝕を継続)は、1360年6月14日の部分日蝕の開始から、これまでに影響力の強い日蝕がたくさん発生しています。
「影響力が強い」とは、20世紀、21世紀ともに、最長の皆既日食を生み出しているということ。
136サイクルで最長の皆既日食は1955年6月20日に発生(7分8秒)し、21世紀における最長の皆既日食は2009年7月22日に発生(6分39秒)しています。
この記録は、2132年6月13日 まで突破されることはありません。
このサイクルでチャートを作ると、土星、冥王星のエネルギーがチャートの主軸になっているのが面白い。歴史を追いかけても、冷戦や革命とともにサイクルが進んでいくのがわかります。
このサイクルをずっと追いかけていて気付いたこと、それは超大国は2009年7月22日に緩やかに衰退したのだなあということ。
太陽ー土星ー冥王星的エネルギーで作られた国家は、22世紀には形を変えていくのだろうという予感がよぎるサイクルなのです。
そして、136系の次の皆既日食 2027年8月2日ごろがその時期かと考えています。
日蝕により起こった変化、新しい時代の到来は、私たちを過去へと後戻りできないことを教えてくれます。
「あの頃はよかった」と懐古しても、もうその時代は手からこぼれ落ちているということ。
今回は、日蝕の与える影響と
今後、重要になってくるであろうサイクルをピックアップしてみましょう。
そこから世界のパワーバランスはどうなるか、考えてみるのもいいですね。