息を吹き込むこと、それが占星術の技術になります。
と、子育て研究会の参加者の皆さんへのメールに書かせてもらったところ、Hさんからこんなコメントをいただきました。
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記号の羅列、ほんとそうですね、
それをいかに上手にストーリーを組み立てて、相手が求めてる答えを的確に導き出していくか、
相手がきちんと腑に落ちるような、反応をしてもらえるのか、
それこそ、象徴の表現力をもっと身に着けないといけません。
すごく良い機会をありがとうございます。
今までどうしても月、太陽などを中心に読んできたので、この講座で、☿、♀、♂だけでも、ハウスを読まなくても人となりを説明できることに驚きましたし、また太陽、月を含めて、それぞれの人物像を語った場合、また別の人格になるような気がして、今回☿、♀、♂で、家族を見たとき、それぞれのキャラクターの違う側面を垣間見れたように感じました。
みなさんの意見、楽しみにしております。
ありがとうございます。
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Hさん、ありがとうございます!
ホロスコープに散りばめられた記号の何を拾うか、それをどう解釈するかは、それこそ千差万別。
人によって、注目する箇所というのは全然違いますし、人は自分が見たいものを拾うので、実際、ホロスコープリーディングのパターンを理解することで、自分のふるまいの癖もわかるほど、象徴というのは深いところまで働きかけるものだったりもします。
学びというのは、その偏りをなるべく少なくし、多様な視点で解釈の幅を広げ、理解を深める努力をするところにあります。
こんな読みかたがある、こんな選択もできると、違う方向から物事をとらえられるようになったり、多角的にチャートの要素を拾えるようになったりする、それが占星術の学びの目標の一つです。
だから、占星術は独学だとうまくいかない。
一人の視点だけだと、いつまでたっても象徴の同じところだけにしか光を当てることができない。
同じ読み方、同じ言葉でしか、チャートをリーディングすることができないということです。
ということで、グループワークや研究会はいいですね。
違う視点、違う考えや意見によって刺激されるだけで、自分の偏りが是正されるような、そんな気持ちの良さがあります。
そもそも正解というものがないのが象徴理解です。
その時々にピックアップされたテーマや、さまざまなシンクロニシティを理解しながら、理解の幅や深度を広げていく。
そんな学びをこれからも続けていければと思っています。
週末の子育て研究会、実践読み講座を楽しみにしています!